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いきなり話しかけてきた、というより話に割り込んできた男の左右で色が違う瞳に、
三人は「誰」「なに」「え？」という顔をした。
「さっきから聞いていれば、あり得ない話しかしていない。
お前達は鬼殺隊では無いだろう、なのに何故鬼に、
それも十二鬼月に遭遇して生きている？あり得ないあり得ない」
男の首から、白い蛇がチロリと赤い舌を出す。
独特の威圧感にゴクリと唾を飲むと同時に、Aは気付いた。
そして、
「少々お待ちください」
「は？」
怪訝な顔をする男に背を向け、敦と芥川の肩を掴んで顔の近くに寄せた。
「あの服、私見たことあるんだけど」
「…え？」
「なに…」
「…昨日の夜、見たよね」
「「…あ"」」
敦と芥川の顔が青くなる。
「おい、話は終わったか」
「伊黒さん大変！今ね、連絡があって、
昨日の夜煉獄さんと宇髄さんが鬼みたいな術を使う人たちと遭遇したって！！」
桜のような髪の、可愛らしい女の子が声を上げる。
よく見たら彼女も同じ服だった、やばい。
「紫色の目の女の人と、真っ白い髪の男の子と、真っ黒い服の男の人らしい…あら？」
「紫の目、白い髪、黒い服…」
男の蛇のような目が、三人の特徴をしっかり見ていく。
三人は無言で立ち上がった。
ちゃんと金を机に置き、スッと出口の方を向く。
瞬間、脱兎の如く逃げた。
「あ、おい！待て！！」
誰が待つか。
三人は驚異的なスピードで道を走っていく。
「なんで！？僕ら追われてるの！？」
「ならば貴様だけ止まれ！捕まって虎の皮になれ！」
「五月蝿い！！黙って前向いて走れ！！」
「Aちゃんなんで着物なのにそんな速いの！？」
「そもそも貴様その着物はどうした！！」
「夜道歩いてたら変な男に連れて行かれそうになったから５、６発殴ってから財布抜き取ったの！！」
「それでも探偵社員か！？」
「正当防衛！太宰さんがやっていいって前云ってた！！」
「太宰さんんんん！！教育間違ってる！！」
走りながら、ふと敦は後ろを向いた。
「え！？嘘！！追いついてきてる！！」
「は！？嘘でしょ！！」
かなりの速度で走っているのに。
後ろを向くと、あの二人がついてきて、いや、追いつきそうになっている。
「ひっ」
誰かの喉から変な悲鳴が出た。
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シア - 続き楽しみにしてます！！ (1月4日 15時) (
レス) @page50 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - もこすけさんが戻って来てくれたら嬉しいです‼‼‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
巫女 - この作品はとても面白くて大好きです‼‼‼‼特に猟犬との絡みが見ててとても面白くて楽しいです‼‼‼‼文章力がとても高いので作品に引き込まれます！最近はこの作品をモチベーションにして頑張っています‼‼ (8月2日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
絵の具セット - 番外編もめちゃくちゃ面白いしキュンキュンします！！これからもがんばってください！！！更新再開待ってます！！ (2023年4月10日 20時) (レス) id: b2c10b1855 (このIDを非表示/違反報告)
アスパラ - とっても面白かったです！続きまってます！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: 31d4d35068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年10月13日 19時
