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合宿を終え、さらに強くなった人。悔しい思いをした人。様々な経験を通して、メンバーに選ばれた1年の3人。
正直すごくいいチームだと思う。


今日は巻島の家でメンバーミーティング。


相変わらずなんとも豪華なおうちで…。

「小さい頃ならかくれんぼし放題なお家だよねほんとに。」

田「するかー今から笑」

巻「したら死刑っショ!」

鳴「おっさん図体デカいから隠れられないちゃいますか?」

田「鳴子テメェ!!!」

巻「うるさいっショ」


コースの話をようやく始め、1年前の大会で金城に起きた事件の話を1年にした。


1年前のあの空気は多分一生忘れない。
インハイが終わった後も田所はしばらく福富のことを根に持っていた。


田「クソーインハイ!」

巻「田所っちまだ言ってるっショ」

田「だってよー」

「1番の金城が何も言わないんだから、そっとしとこうよ。」

そう言っても叫び続ける田所

ピリリリ

「巻島電話」

巻「もしもしー、、、、、、は?」

「どした?」

巻「福富がこっちに向かってるって、、」

金「おう!」

巻「金城…」

その場にいた全員が慌てて、金城が呑気におうっと言った後ろには箱根学園の福富がいた。

そこから先は田所が暴れて物が色々飛んで大変だった。


「福富久しぶり。大丈夫?ごめんね田所が」

福「春原元気そうだな。問題ない。」

巻「2人は知り合い…っショ?」

「あー実は中学同じで、、、」

田「お前神奈川からきたっつってたもんな!」

「呑気にしてないでアンタ謝って!!」

田「悪かったな福富。」

どうにか場をもたせようとしたが、それはすぐに打ち砕かれた。

金「要件はなんだ。」


“何〜?この緊迫した空気。どうにかして巻島。”

“無理っショ!田所っちもう1回ホイールに突撃しろ〜”

“あの時はノリで行けたけど今は無理ダロ!つーかなんで人任せなんだよ!”

“どーする?これどーする?私たち出てっていいかな?私もう帰っていいかな?”

“抜けがけは許さないぞおまえ”

“じゃあどうにかするっショ”

3人の視線だけの会話が続いてると事の発端福富が口を開いた。

福「正式に謝りに来た。
本当にすまなかった。」

と、深々くお辞儀した。

ほんとに真面目だな。しばらくして金城とサイクリングに出かけていき、部室内の張り詰めた空気は元に戻った。

「「「はぁ。」」」

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作者名:moko | 作成日時:2021年2月12日 0時

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