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アナウンス「二日目スプリングゼッケンを獲得したのは京都伏見御堂筋翔選手です!!」

隼人が負けた、、

会場内に響くアナウンスに驚きが隠せなかった。


ミ「Aさん?どうかしましたか?」

ミキちゃんが心配そうに顔をのぞきこんできた。

「いや、箱学が負けたんだなと思って、、ちょっと驚いちゃって」

杉「ど、どちらも強そうですよ!やばい!やばいんじゃないですかこれは!僕は選手の目で分かりますよ!京都伏見と箱根学園は別格ですよ!!別格!」手「うるさい!!」

手「うちももう来る!準備しろ!」


杉「ててて、手嶋さんチームが疲れてたらどうします??今から来る総北がもう限界だったら!!」


手「杉本!信じろ!!信じるんだよ!俺たちに今できることは1ミリでも可能性があるならそれを信じて応援することだ!」


「手嶋、、むず痒いね。私たちには信じることしかできないなんてさ。」


手「はい、、」


先頭の京都伏見、箱学に少し遅れて私たち総北高校の仲間たちが給水所にきた。

手「金城さんが引いてる!金城さんが引いて引き剥がしたんだ!」

青「チームはまだ生きてる!」


「金城!!お願い!追いついて!」


金「ああ。任せろ!」


手「ファイトー!総北ー!!」


「やっぱりむず痒い。いや悔しい。」

ミ「え?」

「追いついてってお願いするんじゃなくて、本当は私もチームと走って、一緒に追いつこうってやりたいのに。こういう時思っちゃうんだよね。わたしも選手だったらって、そうすれば、、」


ー隼人とも友達として一緒にいられたのかなー


ミ「そうですね!わたしも同じこと思うことあります!でもAさんが、給水所でゴールでいつも待っててくれているのは絶対に選手の、チームのみんなの支えになってますよ!!」


「ミキちゃん、、」
「ありがとう!そうだね!私にしかできない事だ!ゴールに先に行って待ってよう!」


今は総北高校のマネージャーで、新開隼人は関係ない。
もういい加減吹っ切れよう。ただ、久々に会ったからざわついたんだ心が。わたしも隼人もあれから3年の月日が流れて変わったんだ。隼人にだって新しい彼女ができているかもしれないし、もう私には関係ない。
インターハイ2日目のゴールをしっかり総北高校のマネージャーとして見届けよう。

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作者名:moko | 作成日時:2021年2月12日 0時

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