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神奈川秦野第一中学校
私の出身中学校。兄がロードをやっていたことから私も昔からロードが好きで、中学校の部活も自転車競技部のマネージャーになった。
同じ学年に今の箱根学園の福富寿一と新開隼人がいた。とくに新開隼人とは同じクラスで席も前後だったため、部活と学校生活両方で関わりを持った。
そのため彼に好意を持つのに時間はかからなかった。1年の秋には完全に彼に夢中になった。
隼「A部活行かないのか?」
「今日日直だから〜日誌出してから行くー!」
隼「OK、先行ってるな!」
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「日誌出しに行ったわいいけど先生私をこき使いすぎじゃないか?何この重い荷物!私か弱い女子なんですけど!!」
担任は理科の先生で、明日の授業に使うからと実験器具を理科準備室に運ばされてる。
文句を言いながら歩いていると急目の前の荷物がなくなった。
「え、」
隼「持つよ。か弱い女子さん。」
そこには練習着姿の新開がいた。
「し、新開!?聞いてたの?」
隼「おう、なかなか来ないなと思ってちょっと見に来たら、なんかブツブツ言ってたな笑」
“恥ずか死ぬ”
「いいよ!新開は練習戻りなよ!先輩に怒られるよ!私の仕事だし」
隼「いいよ。気にすんな!」
「ありがとう…。」
いつも飄々と私のことを助けてくれる。
好きだなぁ。
隼「先生持ってきましたー。」
担任「おおー!新開手伝ってくれたのかー、ありがとうな。」
「ほんとにありがとう新開。」
隼「いいって」
?「ご苦労〜A〜」
そう呑気にこちらに手を振りながら理科準備室でくつろいでる男がいた。
「あ、亮介!あんたも日直なんだけど!何くつろいでんの!?」
藤野亮介は家が近所で幼なじみというやつだ。
亮「俺は真面目に先生に理科の分からないとこ聞いてたんだろうが〜。」
そういう机には落書きの嵐
「とってもはかどったみたいだね。」
そう言い落書きしてある紙を破いた。
亮「おい!A!お前何してくれてんだ!先生と俺の最高傑作!!!」
「知らない。行こ!新開。」
隼「お、おう。」
破った紙を頑張って繋げようとする亮介。何故か先生といつも落書き大会をしている。
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作者名:moko | 作成日時:2021年2月12日 0時