妖界ナビ・ルナ～私は伝説の子～part２ (ページ29)

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番外編　デートしてみました２ページ29

「ねぇ、まずはどこへ行く?」

「う～ん、そうだな。この辺では××店が人気らしいけど」

「……え? ××店?」

「あぁ、仕方ないだろ?」

あれ、なんだかデジャヴってます。
同じ展開は二度も要らないと思います!!

「スネリも同じような事を言ってた……」

「○×広場のことか? てか作者どんだけだよ……」

「さ、さぁ……あんまりお話の中でそういうことは言わない方が
……あ、あの店じゃない? さっき言ってた店って」

「入ってみるか?」

「うん!」

～店内～

「店の名前聞いてどんなのがあるかと思えば、お土産屋みたい」

「あるのはキーホルダーとかばっかだな」

小物ばかりだったが、その一つ一つがキラキラとしている。

やっぱり男性にはあまり興味のない類なのか、
もっけの反応は薄めだ。

「う～ん。あ、これがいい! ペアだって、このキーホルダー」

「ふぅん。あの二つを合わせると一つの物になるってやつか?」

「そうそう、これの場合はクローバーだね。」

「じゃぁ、買ってやるよ」

「こういうところは空気読んでくれるんだ!」

「うるせぇ」

可笑しく思って笑いながら言ってやると、
やっぱり素っ気なく返すのが彼。

「ありがとうございました～」

「やった。ありがとう、もっけ。
さっそくつけよう! ……ね、絶対に失くさないでね」

「そっちがな。おいらはそんな簡単に失くさないし」

「いちいち酷いなぁ」

「仕方ないだろ、恥ずかしいんだかｒ……」

「「…………」」

途中で言葉を途切らせて“しまった”というような顔をした
もっけと、驚いて目を見開いた私は顔を見合わせて沈黙する。

先に口を動かしたのは、私の方だった。

「……それって……」

「ちっ、違う!」

「……へぇ～っ。ふふっ」

「おいらで遊ぶな!」

「はいはい。わかりました」

「な、何かムカツク……」

「もっけよりマシだよ～」

「なんだと?」

「……もっけよりマシだよ～」

「そういう意味じゃないっ!」

「あははっ、わかってるよ!」