017:誰を撃ちたいですか？ ページ18
「彼奴の誕生日は確か…。」
「11月9日。」
「流石チョロ松〜！1109っと…ありゃ違う。」
午前1時半。
Aの携帯のロック解除に奮闘している俺達。
単純な作業に見えるものの、俺の心臓はとても煩い。
数字を入力した後、決定ボタンを押す度に興奮する。
ついでに俺のアソコも興奮してる。
そして騒ぐ心臓とアソコを押さえつけるのに俺は奮闘している。
つまり、ロック解除に奮闘+心臓とアソコを押さえつける奮闘で、俺めっちゃ大変なんです。
…女性の読者様に変な話しちゃったけど。(メタァ…)
「このロック鉄壁だね。まるでメタァ…ルだよ。」
「上手い！座布団一枚！…って聞いてた！？」
「全部言ってた。」
「………。」
まさか現実主義者のこの俺が、よく漫画に有りそうなミスを犯すとは…！
「え、現実主義者なの？てか、犯す！？犯すって誰誰誰誰誰誰だ…」
「お、落ち着けチョロ松！って、また俺言っちゃった！」
「い…い…いっちゃっ…」
「お、落ち着け！深い意味は無い！」
取り敢えず、ショート寸前のチョロ松を何とか元に戻し、再び携帯と向き合う。
「うーん。俺達の誕生日の5月24日かぁ？」
「其れは一番最初にやった。」
「…あぁ。」
一番最初。俺達は期待を胸に抱えきれない程抱いて、自分達の誕生日を入力した。
その後鳴り響いたのはブザー音。そして静寂。
地面に叩き付けられた様な感覚。そして、頭の有る筈もない糸が、プチッと切れる音。
その後、俺は狂った様に0524を入力し続けた。携帯は無慈悲にもブブーとしか言ってくれない。
答えは教えてくれない。
チョロ松も同じ気持ちだったのか、俺を咎める事はせず、画面を感情の無い目で見つめていた。
本当は俺らが一番なのに俺らが鍵を開けるのに俺らがキーパーソンなのに
俺…らが…？
『俺が彼奴で彼奴が俺』
そんなの、関係なくねえ？
018:遅刻は時間の損益→←016:お菓子な人達、死んでください
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もき(プロフ) - 天災めろんそーださん» めろんそーださん！前作にもこの作品にもコメントありがとうございます！御気遣い嬉しいです！更新頑張ります！ (2016年10月28日 18時) (
レス) id: 0db99287f2 (このIDを非表示/違反報告)
天災めろんそーだ(プロフ) - やっぱりこの文体すっっごく好きです...！！今後の展開が気になります、更新待ってますけど無理はしないで下さい！ (2016年10月25日 20時) (レス) id: 24a55969ee (このIDを非表示/違反報告)
もき(プロフ) - 狼(ロウ)さん» わぁ！コメントありがとうございます！励まされます！ちまちまと亀更新ですが、頑張って進めていきます！ (2016年10月24日 20時) (レス) id: 0db99287f2 (このIDを非表示/違反報告)
狼(ロウ) - 更新楽しみにしています！ (2016年10月24日 9時) (レス) id: bcea7fb783 (このIDを非表示/違反報告)
もき(プロフ) - ちまきさん» コメントありがとうございます！大正解です！面白いと思って頂けて嬉しいです！ちょくちょく更新していきますので、これからも是非、愛読おなしゃす！ (2016年10月23日 14時) (レス) id: 0db99287f2 (このIDを非表示/違反報告)
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