検索窓
今日:16 hit、昨日:16 hit、合計:117,892 hit

止まらない ページ15

@沖田side
「トシ。ケーキ屋のチケットを渡すなんてさすがフォローの天才だな。」

「さすがでさァ。フォロ方さん。」

「誰がフォロ方だ!てか、総悟!元はと言えばお前のせいだろ!」

「いてててて...頭に響くや...」


俺はAに叩きつけられて腫れ上がったでこをさすりながら言う。


「ま、食い物の恨みは怖いってことか!正直殺されるかと思ったな!ハハハ!」

「はぁ...笑い事じゃねえよ...」


豪快に笑う近藤さんをよそに土方さんは呆れた様にため息をついた。



「よいしょっと」

「お、総悟。どこ行くんだ?」

「お前、まさか一緒に行くとか言うんじゃねぇだろうな」


俺がその場から立ち上がると近藤さんは不思議そうに、土方さんはまさかという表情で話しかけた。



「え、それ以外にあります?」



俺が当然だろという表情で土方さんに返すと、


「総悟てんめぇぇ!!!お前は今から仕事が残ってるだろうがァァァ!!あと今回の件は完全にお前の失態だろうが!!せっかくあいつの機嫌治ったんだから頼む!大人しく仕事してくれぇぇぇ!!!」


「わかってませんねィ。土方さん。恋は追いかけるのをやめたら終わりなんでさァ。走り出したら止まらないってやつですよ」

「何言ってんだお前は!一旦止まってくれ頼むから!」

「うるせぇな。そんなんだからモテないんですよ。
って事でいってきやーす」

「おい!総悟ォォ!?!?近藤さんも何とか言ってやってくれ......近藤さんなんで泣いてんの...」

「総悟...あいつも立派になって......」

「あんただな!めんどくせぇ事教えたのは!確実にサボる口実に使われてるだけだろ!!あーもう!勘弁してくれ!!!!!」



**

@夢主side



「何で沖田が来るのさ」

「何でって、デートに彼氏置いていくなんて事ありますかィ?」

「デートでも彼氏でもないし。あんたそろそろ病院行った方がいいよ」


そう言ってあしらいながらも帰る気配のない沖田に諦めて、彼と一緒にケーキ屋に向かった。



「うわ...!!!」

「げ」



案の定ケーキ屋さんはそれはもう大行列だった。
なんでも限定メニューの苺がたっぷり乗ったショートケーキが人を呼んでいるらしい。




「え、これ並ぶのお前」

「何言ってんの。ここまで来たらあんたも並ぶんだよ。私まだ許してないんだから暇つぶしに付き合って」




彼への怒りはこの長い待ち時間の暇つぶしに付き合ってもらうことで許してやろうと心の中で決めた。

優柔不断→←ケーキ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もけぱんだ(プロフ) - 魔女猫さん» 全然大丈夫です!ありがたいお言葉を言っていただけて本当に嬉しいです!がんばりますね〜!! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 9bbe7e8f59 (このIDを非表示/違反報告)
魔女猫(プロフ) - ありがとうございます!勘違いしてすみませんでした。これからも応援してます!頑張ってください!! (2020年5月26日 19時) (レス) id: fc1e6362a8 (このIDを非表示/違反報告)
もけぱんだ(プロフ) - 魔女猫さん» こんにちは!パスワードですが、まだお話を書けていないので非公開にしているだけなので、今日か明日お話を更新したらすぐに公開します!言葉足らずですみませんが少しお待ち下さいませ。あと、見てくださりありがとうございます!とても嬉しいです。がんばります(^^) (2020年5月26日 19時) (レス) id: 9bbe7e8f59 (このIDを非表示/違反報告)
魔女猫(プロフ) - こんにちは!!いつも見ています!これからも頑張ってください。すみませんがパスワードを教えてくれませんか? (2020年5月26日 18時) (レス) id: fc1e6362a8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もけぱんだ | 作成日時:2020年5月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。