運動部の君と文化部の私【貴志部大河】 (ページ24)

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18話ページ24

貴方「ん…」

先生「あっ！おはよう、野山さん。一回熱計ってみて。」

貴方「分かりました。」

先生から体温計をもらう。

ピピッ

先生「何度？」

貴方「えーと…36.5度です。」

先生「下がったから、教室に戻る？それとも、この授業終わってから帰る？」

時計を見る。

後15分位で5時間目の授業が終わる。

貴方「じゃあ、終わるまでいます。」

先生「分かったわ。」

周りを見渡すと、私のお弁当箱が置いてあった

貴方「先生、お弁当って誰が持ってきてくれましたか？」

先生「ん？あー…サッカー部の貴志部君だよ。」

えっ？

先生「彼、毎時間見に来てたのよ？」

先生がニヤニヤしていう。

貴方「そうなんですか？」

そうよ。っと先生は、言う

私は貴志部君が持ってきてくれたお弁当を15分の内に食べた。

キーンコーンカーンコーン
かたずけてる最中にチャイムがなった。

私も教室に帰る準備をしていると、保健室の扉が開いた。

ガラッ

貴志部「野山さんの調子は…って起きてた。」

貴方「うん。さっき起きた。」

貴志部「もう戻れる？」

貴方「熱も下がったから。教室に行くよ。」

貴志部「無理すんなよ？」

貴方「ありがとう。」

先生「保健室でイチャイチャしない！さぁ、二人とも早く帰りなさい。」

貴志部「い、イチャイチャなんてしてません！」

貴方「そ、そうですよ！からかわないで下さい！」

先生「はいはい。早く戻りなさい。」

私達は、保健室を出る。

貴方「…貴志部君。毎時間来てくれたんだね。」

貴志部「えっ？なんで知って…」

貴方「先生から聞いた。ありがとう。」

貴志部「言わないでって言ったのに…」

貴方「あとさ、気になってることあるんだよね。3時間目の時保健室の先生が来る前なんて言おうとしたの？」

貴志部「えっ？あの時は…」

貴方「あ…無理して言わなくていいよ？」

貴志部「んー…また今度言う。」

貴方「うん。それと、名前で呼んでくれたよね。」

貴志部「うん。呼びたかったから…嫌だった？」

貴方「ううん。ぎゃ、逆に嬉しかった…///」

貴志部「じゃあ、これから名前で呼ぶ！」

貴方「えっ？」

貴志部「だから、野山さん…じゃなかった。Aも、俺のこと大河って呼んでよ！」

貴方「分かった。」

貴志部「一回読んでみてよ！」

貴方「た、大河…君。」

貴志部「な、なんかテレる///」

貴方「こっちが恥ずかしいよ！」

こんなやり取りをしている間に教室に着いた。