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ポックリ57 ページ7

何やかんやで一ヶ月が経ってしもーた




枯『モーリーさん!聞きました?!羊とGSSが手を組んだそうですよ?!?!』

森「私、いつからモーリーになったの・・・」

尾「そんなことはどうでも良いのじゃ!それよりあの羊がGSSと手を組むことになろうとは・・・」



森さんってもしかしてメンタル弱いのかな?



枯『どうします?』

森「うーんそうだねぇ・・・この間正式にマフィアに入ったから、太宰君に頼もうかな

累音君、太宰君に伝えてくれ給え」

枯『はい!』





___太宰の執務室___




((コンコン



太「どーぞ」

枯『失礼します』



中に入ると、太宰さんは椅子にもたれてゲームをしていた



『森さんからの伝言です、羊とGSSが手を組んだので、連携を取られる前に殲滅をと・・・』

太「えー、人使いが荒いなぁ・・・累音君が行ってくれば良いじゃん」

『生憎俺はマフィアじゃないんで』

太「・・・分かったよ」



すごい嫌そうな顔をしながら太宰さんはゆっくり立ち上がった

そして椅子に掛けてあった新品の外套を肩にかける



太「累音君」


部屋を出る直前不意に声をかけられた


太「君はマフィアじゃない、けど」



その時、太宰さんが芝居がかった動作でクルッと振り向いた

そして俺の目の前にグッと顔を寄せた

彼との距離、僅か20センチ程度

思わず体を後ろへ仰け反らせた



太「僕の親友の一人として、協力してくれる分には、いいよね?」



悪戯っ子のような笑みを浮かべて、太宰さんは俺の瞳を覗き込む

それに親友って・・・



枯『あ・・・い、いや俺は、そんな、うん、し、親友とか、じゃないし・・・』



モゴモゴしていると、太宰さんが口を開いた



太「じゃあ今、僕の親友になってくれ給えよ、ね?」



僅か10cmの距離で言われても中々話が耳に入って来なかった

っていうか近い、近い!!!

でも威圧がかかって逆らえない・・・うぅ・・・


差し出された彼の手に自分の震える手が伸びる

ああだめだめだめだめだめ!!!


太宰さんの手に触れる直前、太宰さんが手を引っ込めた





枯『・・・?』

太「うーん、そうだよね、いきなり大して仲良くない人に親友になれとか言われても困るよね」



明らかに企んでる顔だった

太宰さんは気が向いたら声をかけてくれ給えとだけ言って任務へ行ってしまった



枯『な、何だったんだよ・・・』


俺はその場にへたり込んだ

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作者名:chizomeと818猫とプチネコと茶々と___。 | 作成日時:2019年6月9日 12時

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