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ポックリ52 ページ2

現れた人物に、太宰の笑顔が引き攣る



太「やァ・・・此れは此れは

久し振りだね。例の腰痛はどう?顔色もいいね。死んで良かったんじゃない?

首領____いや、先代首領」


先「あと一人・・・助手の小僧はどうした?」


太「さぁ?彼は今別の仕事らしいけど・・・」






___一方枯巣哭___




枯『シネエエェェ……』



盗聴器使えなくなってた




___________




浦(彼奴逃げやがったな)←違う、酷い





太「先代は死んだ筈だ。何をしたんだい、蘭堂さん」




蘭「彼は・・・私の異能である(・・・・・・・)


私の異能は、亜空間の中にある死体を取り込み、異能化する能力。

先代の墓を掘り起こしたのだ。


尤も、一度に使役出来る異能生命体は一人のみだが。

つまるところ、先代は今私の使役する異能生命体だ」





浦『そんな能力、常識外れね・・・貴方、何者?』


蘭「改めて自己紹介をしよう・・・」




彼は存在しない帽子を手に取り、一礼した



蘭「私の名はランボオ。アルチュール ランボオ

能力の名は《イリュミナシオン》

・・・私の目的は中也くん、君を殺し、先代に代わる次の異能として取り込む事だ」







衝撃波が再び中也に襲いかかる





浦『えっ、えっ、どうしよ、戦闘始まっちゃったんだけど?!

私やることないやん・・・・・・・』




中「____!!鳴子危ない!!!!」



浦『え_______』






背中に走る激痛とともに目まぐるしく変わっていく景色

呻き声の一つさえ出せなくなるほどの衝撃を背中にまともに食らった





浦『________!!!』




その時、鳴子の目の前に蘭堂が歩み寄って来た




蘭「君たちを殺すのは私の本意ではない

少年少女を殺すなど実に胸が痛む


だが、君たちの掴んだ真相を首領が知れば、私に多くの刺客を差し向けてくるであろう・・・

私は彼らを大勢殺すことになる。かつての仲間を・・・

それだけは避けたい


君たちの命の一つのみ奪う出費なら、そう悪い支払いではないのだ

すまないが中也くんと共に死んでくれ」




蘭堂の手が、鳴子の首に回った

そのまま細い首を絞めつけ、上へ持ち上げる




浦『ッ、がァっ?!』



そのまま重力に従って足が中に浮く



中「鳴子!!!今行く!!!」




そう言おうにも衝撃波が道を阻む


このままでは確実に鳴子は死ぬ




中「糞ッ___!」




.

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作者名:chizomeと818猫とプチネコと茶々と___。 | 作成日時:2019年6月9日 12時

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