TALE10 ページ10
___SANSside___
サンズ「…」
トリエル「サンズ貴方、Aに電話してたの?」
トリエルが来て問いかけた
サンズ「ああ、言いたいことがあってな」
トリエル「さっき感じたソウルの気配の事?」
サンズ「…あぁ」
丘の上から街を見下ろしながら答える
トリエル「あの子、あなたにすごく懐いて居たのに…何故あんな事…」
サンズ「さぁな、だが、少なくとも…別の
A、オイラは覚えてるぜ
別のタイムラインでお前さんがオイラ達を、世界を救ったことも
ハッピーエンドのその後までずっと、一緒に過ごしていた事も
地上に出た時、オイラ伝えてくれた言葉も
その後でお前がresetして、タイムラインが変わって
近くで俺が見ている事を知った上で弟を殺し
躊躇う事なく進んだ事も
最後の回廊でオイラがお前さんを殺した時
ソウルが消滅する直前に
お前さんが「ありがとう」って言って泣いてたことも
俺がそのことを全て覚えていると知って
お前さんが俺を殺したって事実も
そ の 時 の 確 実 な 憎 悪 も
…オイラは訳が分からなくなったよ
あの言葉は嘘だったのか?
それを確かめる術が無い今、オイラは…どうすればいいんだ?
この世界をお前がいつresetしたって可笑しくはない
そしたら皆巻き戻るだけ
あの薄暗くて窮屈な、諦めきった日々にな
だから、出来るだけお前には生きて居て欲しくない
だが…
________
『好きなんだ』
________
今でも俺のダチで居てくれるなら
まだそのソウルが呑まれていないのなら
戻って来てほしい
サンズ「A…」
少し離れた場所で様子を窺うパピルスが不安そうな顔をする
パピルス「なんか最近兄ちゃん、Aの事ばっかり考えてる」
トリエル「きっと心配なのね、Aの事」
パピルス「Aは俺様を殺したかもしれない。だけど、ほんとは優しい奴なんだ
ほんとはみんなを傷つけるような、そんな…」
俯くパピルスに寄り添い、トリエルは声をかけた
「きっと戻ってくるわよ」
戻ってくるのは、皆にとっていい事なのか…?
「本当にAが戻って来ていいのかって顔だね」
ハッとして周りを見たが、誰も居ない
と、なれば…
一歩前へ思い切り踏み出す
「ぎゃっ!?!」
案の定、足の下から変な声が聞こえた
足を退かす
フラウィ「いてて…や、やぁ」
サンズ「何しに来た」
フラウィだった
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すー、 - 文スト×アンテ!?発想の天才か… (2021年11月24日 16時) (レス) id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - ハロさん» ありがとうございます! (2019年10月5日 12時) (レス) id: e3a4ad10df (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - ハロさん» 神作品なんて初めて言われました (2019年10月5日 12時) (レス) id: e3a4ad10df (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - 久しぶりにアンダーテールの神作品を見た!!面白いです、頑張ってください!! (2019年10月4日 23時) (レス) id: d9c85b7b29 (このIDを非表示/違反報告)
血烏累音(プロフ) - 腐った草さん» ありがとうございます!!!丁度コメント欄が寂しかったんですよ・・・! (2019年8月19日 12時) (レス) id: 128ab8f1ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chizomeと___。 | 作成日時:2019年8月9日 19時