【A3!】どういう事なのか教えろください【男主】

#story 6 ページ8

ペアチケット貰ったはいいけどどうしようか。

『悪いけど今週は衣装作りが大詰めだから無理』

『ごめんッスー！幸チャン手伝わなきゃいけないッス！』

『ボクは先約があるから。ごめんね』

『新刊が出ちゃうので買いに行かないと…ごめんなさい』

『すまない、今週は色々とすることがあるんだ』


はい、ご察しの通り断られましたよ！！

ってかおかしくね？なんで今週中までなわけ？

咲也もいないしさあ……

後は誰を誘おうかと談話室のソファーに目を向ける。

そこにはソファーでくつろぎながら、本を読んでいる

紬さんがいた。……よしダメ元で言ってみるか。


「紬さん」

『ん？どうしたの？』

読んでいた本を閉じて、こちらを向いてくれる。

こういう所丁寧で好きだなあ…

俺もソファーに座っている紬さんの隣に座った。

「今週中空いてますか？」

『うん。空いてるよ』

「あの、よかったら暇な日に一緒に水族館行きませんか？
ペアチケット貰ったんですけど…」

『もちろん。俺でいいならいいよ』

ニコッと微笑んでそう言ってくれた。

マジで神様だわ本当に神様だわ紬さん大好き！！


『へー。この俺を差し置いてデート？』

「あ、至さん…」

俺の隣に座りながら至さんはそう言ってくる。

『なんで俺じゃないの？ていうか最近
紬と仲良くしすぎじゃない？』

「え、そうですかね…？」

『そうだよ』

なんで表情険しいんだよ怖ぇよ……

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