#story 2 ページ4
学生組が学校へ行く時間になると
出勤の準備をした至さんは俺の所に来た。
『それじゃ行こっか』
「はい、わかりました」
『じゃあ行ってきます』
「行ってきます」
『行ってらっしゃーい』
寮の玄関を出て、至さんの車に乗ると学校まで
車を走らせた。
ちらっと至さんの方を見てみるとやっぱり美形で。
本当に黙っていればかっこいいのになとか思う。
イケメンが運転する姿とか、女の子は好きなんじゃないのか?
なんでよりによって俺なんだろう…きっとモテるだろうに。
『なぁにA、熱い視線向けちゃって。俺の事好きになった?』
これが無ければな!!!
「そんなわけないです」
そう言って至さんから視線を外し、窓の外を見た。
なんで少しドキドキしてるんだよ…治まれ心臓…
「ありがとうございました。行ってきます」
学校に到着し、そう言って至さんの車から降りようとすると
後ろから腕を掴まれた。
「なんですか?」
『行ってきますのちゅーは?』
「しません」
何かと思えばそういう事かよ…くだらない。
至さんの腕を振り払い、車を出て校門へ歩き出す。
『ねぇ今の人かっこよくなかったー?』
『うんうん、イケメンだったよね!』
『あの人と関係あるのかな?』
俺の隣を歩く女子達が、至さんの運転していった車と
俺を交互に見ながらそう言った。
ほら、やっぱり女の子からモテるんだって至さん。
……少しだけモヤッとしたのは気のせいだよな。
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立夏(プロフ) - あいちゃんさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです(*´ω`*)亀更新ですがこれからも宜しくお願いします♪ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 4d6843689d (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 頑張ってくださいいつも楽しみにさせていただいてます(`・ω・´)キリッ (2018年4月16日 6時) (レス) id: 9afa5d89f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:立夏 | 作成日時:2017年10月3日 14時