ノートン ページ2
「ノートンさん？」
「なぁに？」
Aは鉱夫達に手作りのクッキーを届けに鉱山へ来ていた
オジサンには止められていたがわが内緒で来てしまったのだ
クッキーの入った紙袋を差し出す
ノートンは手を止め背後にいるAを不思議そうに見つめてきた
ランプと彼のヘルメットについた蝋燭の光がドキドキと鼓動するAの心を落ち着かせる
箱入り娘として大切に育てられてきたAは男性との関わりがあまりなかった
鉱山に入ったことも
緊張で鼓動がうるさい
どうして
「何？それ」
やっと彼が口を開いた
何も言わない私に気を使ってくれたのだろうか
「あ…クッキー…です」
視線をそらして両手で袋を前に出す
「ありがとう、甘いものは好きなんだ」
その言葉にホッとして思わず視線を彼に戻した
するとバッチリと目が合った
男性の魅力がよく分からないAでも、
その視線に囚われた
消えかかる笑顔から静かな表情に変わるところだった
そこで私は思った
普段のこの人はこんな顔をしているのかと
誰かと話す時のあの穏やかな笑顔とは別に、何か
「ねぇ、」
心臓が跳ね上がった
「名前なんて言うの？」
ノートンは 聞いてなかったよね とあの笑顔に戻る
「わ、私はAです、ノートンさん」
名前を呼ぶと彼は少し驚いた様子で、
「覚えててくれたんだ」と呟いた
〜作者〜
えへへ、ノートンさんって体格がとても男らしいですね！
冷静で冷たいとも取れる思考も素敵ですよね
見せてる顔が違うの美味しい
というか、まずデザインが美味しいんですよね彼は。本当に。
サスペンダーですよ！？！？！？
不思議な掴めない人って作者大好きです
あの火傷痕も
鼻の、、、？？なんだろう
ま、いいですよねー！
衣装によって想定される性格も大変素晴らしく尊いですよね
では、つぎ行ってみましょう！
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作者名：ネコロンダ | 作成日時：2019年10月5日 2時
