お隣りさんちのヒョクチェくん3

馬 ページ24

ﾋｮｸﾁｪ『あ、シウォナー♪アンニョン(笑)』

ﾄﾞﾝﾍ『あははっ(笑)ほんとだー！シウォナー♪あ、あの黒い馬、そっくりじゃない？(笑)』


走り出して先行くヒョクとドンへオッパは。
馬たちを見て、そんな失礼な暴言を吐き。
二人して笑ってる……

全く……
まぁ、それだけ仲良しなんだろうけど(苦笑)


ﾄﾞﾝﾍ『Aー！早く乗ろうよ♪』

ドンへオッパは、振り返り。
少し遅れて後ろを歩いていた私に、笑い掛ける。

目はらんらんとしていて、ワクワクしてるみたい。
可愛いね、ドンへオッパ(笑)



でも、問題がひとつ。

ﾋｮｸﾁｪ『あれ？でも、たしか……A、馬、苦手じゃなかったっけ？昔、エサと一緒に指、噛まれたんでしょ？』



そうなんです。

苦手なものは、たくさんあるけど。
馬は、特に苦手なんです。



小さい頃。

動物園のふれあいコーナーで、馬にエサをあげる時。
ニンジンと一緒に指を噛まれて、血が出たことがあって。

幸い、大したケガじゃなくて痕も残らなかったけど。
その時のトラウマで、馬には触れないんです………


『よく覚えてたね、そんなこと』

ﾋｮｸﾁｪ『まぁな♪』

ﾄﾞﾝﾍ『あ………じゃあ、やめとく？』

くぅーんて鳴きそうな、捨てられた子犬の目になるドンへオッパ。

嫌だよ、ほんとは乗りたいんでしょう？
私の為に、我慢してほしくない。



『ううん、今はもう、全然大丈夫♪だから早く乗ろうよ^^』

ﾄﾞﾝﾍ『ほんと？じゃあどの馬に乗るか、選びに行こう♪』




思わず言っちゃったけど。

ど、どうしようーーーーー！！？？

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