闇落ち武道の育て方【東リべ】

育て方２ ページ2

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この頃の武道はキラキラしていた






ヒーローごっこが好きな武道はいつも





「にぃにやろー！！ひーろーのやつ！！」






と、俺を誘った





まだはっきりしない滑舌に、ぷにぷにほっぺ




可愛すぎた





そりゃもう学校の友達に引かれるぐらいまで自慢しまくった



・







突然だが俺らの両親は屑だ






女は育児放棄、浮気ざんまい






男はパチンコ、酒、タバコ、俺が最も苦手としている三要素をすべて詰まらせた男




だから俺はそんな両親から必死に武道を守っていた




俺と武道は三歳差だ





親がクズな影響か、いつでも武道は俺の後をくっついていた





天使だなぁと毎回思った




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そんな日々を過ごしてふと思った






…なにかが足りない






なんかこう刺激が…









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俺は前世、東リべの大ファンだった




毎週マガジンを買って読み漁っていた




いつも、主人公花垣武道はキラキラしていた








何度打ちのめされても諦めない心




俺はそんなところに惹かれて、憧れた




ハマってからは早く、○ixiv、○ツク色々なサイトをあさりまくった




そして、ある時運命の出会いをした




＿＿＿＿闇落ち武道＿＿＿＿





キラキラしたヒーローの目が、どす黒いハイライトのない目になっていた





髪はオールバック


耳には四葉のピアス






俺の好みドンピシャの見た目をしていた





そんとき俺は、あまりの尊さに軽く気絶したのだ





だから、小1のとき俺は思ったんだ



こんなつまらない日々




俺が壊してやる






そして自分の理想のために俺は行動する

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