4話�� ページ5
適当に資源をぶち込んで、出てきた時間は、
「1時間半が二振り…」
手伝い札とやらを使って、ちゃっちゃと完成させる。
「おい、こんのすけ。この刀はどうすればいいんだ…？」
「審神者様の近くに行けば大丈夫かと！！」
…ずいぶん適当だな…。
一抹の不安を抱えながらも、出来たばかりの刀を持って大将の部屋に行く。
変わらずそこで眠る大将を見て、少しだけ安心した。
「大将、新しい仲間だ。どうにかしてくれ。」
我ながら適当だなとは思うが、仕方がない。とりあえず刀をベッドの上に置いた。
すると、刀が光りだし眩しくて、目を軽く瞑った。次にそれを開けた時には、加州清光と歌仙兼定がいた。
「よろしく頼むぜ。加州の旦那と歌仙の旦那。」
「よろしくねー」
「あぁ、よろしく」
一発でうまくいったことに驚きながらも、なんとか挨拶を済ませた。
「あれ？主は？？？」
薬研の姿しか見えないことに疑問を感じた加州が声をあげた。
「加州くん、主は君の後ろの子じゃないかな？」
歌仙は気づいていたのか、加州に声をかけた。
「あー。大将は、なんていうか、まぁ、こういう状況でな。色々助けてくれると嬉しい。」
軽く笑いながら言う薬研。
加州は、初めて見る主の姿に少なからず驚いているようだった。
「これ、主、大丈夫なの…？」
「僕もその辺は詳しく知りたいかな。」
「そうだなぁ。大将は、病気にかかっていたんだが、実はもうその病気自体は治ってるらしいんだ。ただ、この世界に嫌な思い出があって、なかなか目を覚まさないんだと。」
「嫌な思い出？」
「あぁ。そこんとこは俺っちもよく知らねぇが、現世の医者から聞いたのは、大将を目覚めさせるには、とにかく話しかける！それだけだ。」
「耳は機能しているってことかい？」
「どうやらそうみたいだな。意識はなくとも、体の機能が失われたわけじゃないからな。まぁ、俺っちは旦那らが来るまでは、ずっと1人で大将に話しかけてたわけだがな、大将は、天気がいい日は機嫌がいいぞ。顔も穏やかだ。」
「へぇ。主も何か感じとってるんだね。」
と歌仙が審神者を見ながら言った。
すると、
「なにそれ。」
と、今まで黙っていた加州くんが口を開いた。
これは、大将のこと認めてもらえねぇかな。と内心焦りを感じていた薬研だが
「そんなのずるいよ薬研！！」
「「…は？」」
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通りすがり - 続きがとても気になってます。
更新楽しみにしてますので、もちろんご自分のペースでいいですからがんばって下さい。
気長にいつまででもお待ちしております。
優しくてあたたかい仲の良い本丸で癒されます☆ (2018年6月27日 10時) (携帯から) (
レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - 早くこの「優しい本丸」の審神者さんが目覚めて皆と笑いあえる日がくるといいな、と思いながら一気に読みました。
最新の方の演練お相手の審神者くんもきっとほんとには悪い人じゃなくて…彼も男士たちとこれから絆を紡げたら、と思いました。 (2018年6月27日 10時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 早く続き読みたいです (2018年6月10日 13時) (レス) id: 37954a0177 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 早く読みたい！ (2018年4月22日 21時) (レス) id: 9077cf53c3 (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - 期待大 (2018年3月13日 4時) (レス) id: ee294b2b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ | 作成日時：2016年3月20日 22時
