【d!】繋げる (ページ5)

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「赤崎さんめっちゃゲーム詳しいんやん。

ここまで語り合える人にあんま出会えんから話してて楽しかったわ。ありがとなぁ。」

『それはよかった、またお話しましょう。』

桃瀬さんと私が仕事以外のことでも話をするようになったのはこの日がきっかけだったと思う

お勧めのゲームを紹介をしあうこともあるし実際にプレイしたゲームの感想を伝えたり…とか

最初はゲーム関連の話題をただただ話すだけだったけど、今は世間話だったりしょうもない話をするような仲だ。

ゲームについて語り合うだけじゃなくて、実際にプライベートで遊んでみないかということになって、休日に桃瀬さんと一緒にゲームで遊んでみたらすごく楽しくて、それからは暇さえあれば、通話を繋いで遊ぶようになったのだ。

「キリがええし今日はここまでにしとこか。」

『そうですね、もう日付も変わりそうやし。』

「それじゃ、赤崎さん。また会社でな。」

おやすみなさいと挨拶した後に通話を切ってヘッドホンを机に置くと一気に眠くなってふわぁと大きな欠伸が出た。

そういえば昨日は遅くまで桃瀬さんと通話をしていたからあまりよく寝てないんだったっけ。

『……寝るかぁ。』

寝る支度は出来ていたのでPCを閉じた後にすぐにベッドに潜って目を閉じた。