𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 61 番外編：ﾄﾗｽﾌｫﾙﾏｰﾚ：にゃんこ！ 3 ページ12
よーし後は任せろと、ペンギンとシャチがシャキーンと爪を出して足と手を器用に使い魚を捌きだし、ガタガタではあるが、綺麗に皮や骨、内臓が取られて刺身が出来上がる。
イカなんて、爪をスーッと滑らせて、綺麗な細長い刺身となっていた。
種類は違えど動物の姿になったのに、こうも違うとは…とチィオはギリリと嘴を悔しそうに鳴らした。
チィオが採餌してきた魚たちを全部平らげて、あぁ満腹だ…とみんなで甲板に寝転がる。
お腹はいっぱい、ポカポカのいい日差し。
気づけばみんな、眠っていた…。
ふっと目が覚めてペンギンはガバリと身を起こし、自分の身体を見た。
戻っている…。
一瞬夢かと思ったが、みんな甲板で寝てるしそばには魚を捌いた残骸があり、夢じゃないのか…と残骸を突っついている海鳥たちをぼうっと眺め、なんだったんだと思う。
そしてちらり…と隣でうつ伏せに眠るチィオに視線を向け、そっとその背を撫でる。
その振動でか、んあっと声を上げてチィオは起きた。
｢あ、ぺんぺん…。ぴげっ、戻ってる！｣
ビョッと跳び上がり、キョロキョロと周りをみてみんなも！と嬉しそうに声を上げた。
そんなチィオをペンギンは抱き上げて、ギューッと力強く抱き締める。
｢どうしたの？ペンギン｣
なんだかいつもと違う雰囲気に、おふざけは無しな柔らかい声で尋ねてみれば、んー、ちょっと…と弱々しい声が耳に響く。
｢お前の気持ちが、少しわかったなって｣
何も出来ないもどかしさ、いつ戻れるのか…ずっとこのままなのかという不安感。
おれたちはほんの数時間だけだったけど、チィオはもうずっと毎日こんな気分なのか…と。
それを聞いて、自分のことを考えてくれていたのか…とチィオの心はポカポカと温かくなってきた。
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つばめ - 彼女元の姿に戻った➕同時にペンぺん🐧ちゃんと恋人同士か最高他の皆とも仲良しで楽しそう (5月19日 1時) (
レス) @page50 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローが風邪をひいてしまっているのでしょうがないですがそれでもコレは素敵です別のでローも出れば尚更👍 (5月19日 0時) (レス) @page31 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 入れ替えハプニング面白いです (5月19日 0時) (レス) @page30 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 通常版も含めて更新楽しみにしてます (2023年4月13日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ子(プロフ) - つばめさん» お返事遅くなりました(> <)ローの能力の暴走！それは面白そうですね！遅くなるかもしれませんが、リクエスト賜りました(*^^*) (2023年4月4日 0時) (レス) @page19 id: 3d96900827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふもふ子 | 作成日時：2023年2月4日 19時
