ハートの海賊団中心短編集【ONEPIECE】 (ページ1)

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ハートの海賊団のばあばページ1

○名前変換なし○

もうすぐ私のばあばの誕生日ということで、ばあばにおめでとうという気持ちを、ハートの海賊団に代弁して頂きました。

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ハートの海賊団には、ばあばがいる。
旗揚げ組のメンバー以外では、一番初めにクルーに加わったんだって。
ドライだと言われるこの海賊団で、いつも分け隔てなく、思い遣りのある優しいばあば。
そんなばあばが、みんな大好き。

｢ばあちゃーん！つなぎ破れちまった！｣
｢おやまぁシャチちゃん、パックリだねぇ｣

シャチが持ってきたつなぎを見ると、お尻の部分が綺麗に裂けていた。
どうしてこうなったんだい？と問うと、ただしゃがんだ瞬間にビリッと音を立ててそうなったとシャチは言う。

｢シャチちゃん、ちょっとふっくらしちゃったんじゃないかい？｣
｢え、ウソだろ！？そう見える！？｣
｢ふふ、冗談だよ。ちゃあんと引き締まった身体してるさ｣

生地が薄くなってきてるから寿命だねぇとばあばが言い、繕ってやるから待ってなと裁縫箱を持ってきて、手際よく綺麗に修繕されていく。
あっという間に元通りになり、新しいのを作ってやるからそれまではそれを着てておくれとばあばは笑った。

｢ばば、この染み落ちない。どうしよう｣

ジャブジャブとばあばと当番のクルーが洗濯をしていると、どれだけ洗剤で揉み洗っても汚れが落ちないものがあって、クルーはばあばに相談する。
ふむ、ちょっと待ってておくれと倉庫へ入っていき、片手に瓶を持って戻ってきた。
瓶に入った液体に綿棒を浸し、それで汚れの部分をぽんぽんと軽く叩いていく。
そうすれば、あっという間に真っ白のつなぎへと戻った。

｢なにそれ、凄い！｣
｢ふふ、凄いだろう。ばあば特製の魔法の液さ｣

ばあばのおかげで、洗いたてのつなぎはいつも真っ白である。