[カゲプロ] メカクシ団と出会ったのは、マリーにそっくりな能力2つ持ちの狐の子で、リケジョだったようです。ぱーと2

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ヒビヤside

ヒビヤ「…」

どのくらい時間が経っただろう。

僕は近くにあった木の後ろに隠れ、皆がどこかに行った後、一人でぶらぶらとしていた。

ヒヨリとの会話を思い出しながら。

あれは真夏日、お互いの思い出の場所について駄弁っていたときのこと…
‐‐‐
ヒビヤ「…遊園地?」

ヒヨリ「そう！静岡にある遊園地なんだけどね…小さかったからってこともあるかもしれないけど、どれもこれも大きくて、観覧車なんか、てっぺんが霞んで見えるくらいだったの。富士山も見えて、とっても綺麗だったなー。それに…」
‐‐‐
そこから先は思い出せない。

その遊園地には都合がなかなかあわず、行きたくても行けないのだそうだ。

あの辛口なヒヨリがそこまで言う遊園地。
そんなに楽しい場所なのだろうか。…と思っていたが、どうやらどこにでもある普通の遊園地だったようだ。
ヒヨリが言っていた遊園地の名前と、この遊園地の名前が一致する。

同じ県にあり、同じ名前で、同じように富士山が見える…そんな遊園地が、複数あるだろうか。あったら奇跡だ。

…「あの世界」で、ヒヨリは今、何をしているだろうか。何を思っているだろう。
僕があのとき、彼女を助けられていたら彼女はこの遊園地にいられたはずなのに。悔しい。
彼女を救い出せない自分が腹立たしい。

ヒビヤ「ヒヨリ…どこにいるの…?」

僕はヒヨリに届くはずのない言葉を発した。
何か熱いものが僕の頬を何度も伝った。
…と、そのとき

??「…何泣いてんの。ヒビヤ君」

聞きなれた声が後ろからした。
驚いて振り返ると、そこにはAさんがいた。
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あけましておめでとうございます！新年早々遅れてすみませんでした！

1月11日

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