[カゲプロ] メカクシ団と出会ったのは、マリーにそっくりな能力2つ持ちの狐の子で、リケジョだったようです。ぱーと2

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姫side

姫「しっかし、女子4人はきつい…」

いや、ね。あたしの家に3歳ぐらいの女の子がいるの。やっぱり女の子だから、そのお兄ちゃんより落ち着いてるかなって近づいたんだけど、耳は引っ張るわ、声はでかいわで結構疲れるの。
それ以来女の子は苦手で…。

セト「なるほどー…。それでマリーに噛みついたんすね。でもあれ?1人足りないっすよ?」

また心を読まれた。ほんと、なんなのこの人。

姫「へ?だってほら、1、2、3…」

あたしは男の子を数えた。
水色のベストを着た子、セトさん、赤ジャージの子、髪が真っ白で、後ろで束ねている子、黒いパーカーを着ている子、
そして、あの部屋に籠りっきりのパーカーの子…。

セト「違うっすよ。キドは女の子っす」

姫「え!?あの子女の子だったんですか?てっきり男の子だと…」

殿「ん。僕も分かる。最初は僕も男の子だと思ってたもん」

うっわ、最悪。こいつとかぶるとか…。

セト「それより2人(2匹?)共!これ、いるっすか?」

セトさんが手渡してくれたのは、かなり大きな人参、丸々1本。

姫「うわあ…!美味しそう!!」

殿「いいの?セトさん、こんな大きいの…」

セト「良いんすよ。バイト先でおすそわけされたやつっすから」

姫・殿「「ありがとう、セトさん!いただきまーす!」」

あたしは殿と同時に人参に口をつけた。すごくおいしい。

セト「ほらほら、そんなにがっつくと喉に詰まっちゃうっすよ?」


ｼﾝﾀﾛｰ「…あいつら、ほんと仲良いよな」

貴方「…ですね…」

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