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いよいよホグワーツへと向かう日がやって来た。昨日は楽しみで全くない眠れなかった。
だってホグワーツだ。物語の舞台だ。原作ファンならば誰もが訪れてみたいと願う場所。そこにやっと行けるのである。
早々に目を覚まし、準備を完璧に終えた私は、鼻歌なんて歌いながら駅へと向かった。バスで。マルフォイ一家と一緒に行けばよかったかも知れないが、ドラコに会いたくはない。
駅についた私は、期待と緊張が混ざり合った心境のまま九と四分の三番線へと繋いでいる柱の前に立つ。息吐き、柱へ向かって走った。
私は柱をくぐり抜けた。そこには、赤い列車がある。ホグワーツ行きの列車だ。ああ、夢のよう。
混む前に席を取らねば、と列車に乗り込み、適当なコンパートメントへ入る。荷物を何とか積み込んで、私は椅子に座った。まだ発車まではしばらくある。その間、じっくりハリポタ世界を堪能しよう。この列車の向かう先こそがハリポタの真髄だ。
しばらくすると、周りが混み始めた。早めに座っておいて良かったと安堵する。
「ねえ、ここ座っていい？他にどこも空いてないんだ」
不意に聞こえてきた声に顔を上げた。どうやら乗り遅れてしまったようだ。私は構わないと言おうとして相手の顔を見て、硬直した。
そこには、赤毛の少年と、黒髪に眼鏡を掛けた少年が立っていた。黒髪の少年の額には、稲妻型の傷があった。
ハリー'ポッターと、ロン'ウィーズリー。
「……ああ、構わない」
そう言った私の声は多分、震えていた。
コンパートメントで出会った私達は今後、仲間として数々の苦難を乗り越えて行く事になる。
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ファウスト(プロフ) - 待ってました！！！更新ありがとうございます！！ (2019年3月21日 12時) (
レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年12月30日 8時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
美央(プロフ) - 最高に面白いです！更新、頑張ってください！ (2018年12月28日 7時) (レス) id: 18377afcbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燃え尽きふぉっくす。 | 作成日時：2018年12月22日 23時
