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「何がたえれなかったかというとね、」



Aがそこで一旦息を置いた



「銀時も小太郎も晋助も、意識してなかっただろうけどね、私を見るとき申し訳なさそうな目をしてたのよ?

戦争中も、戦争後はもっとひどくなった

私はそれに耐えれなかったの」



彼女はそう言ってから「ごめんね、銀時」と言った




そうだった 俺たちは三人になるとAは嫁に行けるのかとよく話していた



人殺しの女なんぞ誰ももらってくれないだろう



強いというだけで戦争につれてきて、彼女の幸せを取り上げてしまった申し訳なさがひたすらにあった




Aは俺たちにとって、大切な妹だった




高杉はそれ以上に彼女のことをおもっていて、彼女もやつをそれ以上におもっていた



だが、やつもいつ死ぬかもわからねぇ自分が彼女を嫁にするつもりはなかったんだろう






「すまねぇA、すまねぇ」



「謝らないでよ、銀時

お願いだから、謝らないで」



彼女は少し声が震えていた




俺はぎゅっと彼女を抱きしめた





「ぎんときぃ、ひっく、ぎんときぃぃ

ごめんなさい、、うっ、しんすけぇ」



彼女は俺が抱きしめた途端、溜めていた涙が溢れ出した




優しく、美しく、とても強い彼女は、泣き虫で強がりだ



大方、真選組に来てからずっと強がって生きて来たのだろう



戦争中は人が死んでいくことに慣れず、毎日のように泣いていた



真選組もいつも死と隣合わせだ



腐れ縁だから、わかる



彼女はいつも亡き仲間をおもって泣いていたのだろうか



俺は泣いているAを落ち着かせるのに必死で後ろからくる、人影に気づかなかった








「おい、てめぇら、ここでなにしてやがんだ」





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もものすけ(プロフ) - 諸事情で更新できませんでした。これから、がんばるのでよろしくお願いします。 (2017年10月16日 16時) (レス) id: 67bdfad154 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 続き気になります!更新頑張って下さい。 (2017年9月27日 21時) (レス) id: 05ce5fca4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もものすけ | 作成日時:2017年9月2日 7時

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