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27.チョコレートパフェ ページ30

レストランにつくと定員さんに席を案内され
端の方の席につく。

そしてメニューの本を開き、順にいろいろと見ていくと、私の目に止まったのはパスタ。
まぁ、理由は単純なものでただ単に見た目が美味しそうだったからというだけ。

静「何にするか決まった?」

貴「これにする。」

と、先程のパスタを指さす。
すると母はオッケーと言った。

そして何故か私の前に座っている蔵ノ介が目に入る。

貴「蔵ノ介はなんか食べんのん?」

蔵「いや、俺はもう昼飯食うてるから、これ頼もうとおもて」

あ、そうか、3時過ぎてるし昼ご飯食べてない方がおかしいよね。
そして蔵ノ介の言う"これ"と言う指さしているものを見る。

ハッ!こ、これは、チョコレートパフェやないですか旦那!!

そのチョコレートパフェは見るからに美味しそうなもので気づいたら私はこう言っていた。

貴「蔵ノ介、そのパフェ、私にも、少し、くれませんか?」

と、メニューのパフェに釘付けになりながら言っていたのだ。

蔵「お、おん。ええで」

マジっすか蔵ノ介、あんたのこと大好きやで!
と、心の中で呟いた。
まぁ、こう言う言葉が思わず口から漏れてた、とかあるけど、私は断じてそんなヘマは致しません。

それからはしばらく、注文したご飯が定員さんの手によって運ばれてくる。
そこには私が頼んだパスタも蔵ノ介が頼んだチョコレートパフェもあった。

見れば見るほど美味しそう。
と、自分でも分かるほどキラキラした目でパフェを見ていた。

ハッ!私の昼飯はパスタよ!パフェを食べたければ先にパスタを食べなければ!

と、自己暗示をしながら、目は蔵ノ介が食べているパフェを追いながら、口にはパスタを入れながら、としていた。

そして数分後。

貴「ご馳走様〜」

私はパスタを食べ終えた。

貴「蔵ノ介!一口だけでいいから、私にそのパフェを恵んでくれ!」

と、口を開けて、いわゆるアーン状態。
そして蔵ノ介を見ると何故か戸惑っている状態だったが、私の口の中にパフェを突っ込んでくれましたよ。

ん〜、おいし〜!
美味しすぎて頬が緩みニヤニヤが止まらない。
これ美味しすぎるぜ!
どんな風に美味しいんだ?って聞かれてもよくわからない。ただ本当に美味しすぎる。

はぁ〜幸せっと幸せを噛み締めているといつの間にかみんな食べ終わり、今から帰るって事だったので私はちびっこ達と蔵ノ介と共に先に車に乗っかっていた。

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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