・ ページ39
十四松side
「持つべきものは弟だね……。」
「だねーー!!」
僕と一松兄さんは笑顔でトッティの前を歩いている。
「……でも緊張してお腹痛くなってきた……。」
「じゃあ、止める〜?僕は一人が良いから。」
「トッティ、トッティ。一松兄さんが脱落しても僕はいるから!あはは〜♪」
「ちょっ…!俺は脱落とかしないからっ…!」
「はぁ……。折角のデートが……。」
久しぶりにAちゃんに会えるなんて楽しみだなぁ。
トッティには申し訳ないけど抜け駆けは良くないよね!
ん?あれは……。
「Aちゃ〜ん!!」
「ちょっ、十四松兄さん…!」
僕は二人にお構い無しにAちゃんの元に飛んでいった。
「どぅーーん!!」
『きゃっ…!じゅ、十四松さん…?!』
「あははー。お久しぶり〜……ですっ!!」
「ゼェゼェ……十四松待てって……。」
『…ふふ、お久しぶりです。あら、一松さんも。こんにちは、お二人とも偶然ですね。……あっ、トド松君…!』
「「トド松君!?!?」」
「Aちゃんお待たせ〜♪ごめんね、遅くなって。」
「おい、トド松。どういうことだトド松君って。」
「別にいーでしょ。僕がそう呼んで欲しいって言ったんだもん。」
Aちゃんはトッティだけに君って呼んでた。
すっごく羨ましい…!!
「ごめんね、本当はAちゃんと二人で遊びたかったんだけど、この二人がどうしてもってきかなくてついてきちゃったんだ。」
『そうだったんですね。私は大丈夫ですよ。久しぶりにお二人にも会えましたし賑やかで楽しそうです。』
そう言ってAちゃんは笑顔で嬉しそうだった。
よかった…。
僕達が来ちゃって嫌な思いされちゃったらって少し不安だったけどそんな事無さそう。
一松兄さんも安心してるみたい。
顔が嬉しそう。
トッティは嫌そうだけど。
「それならいいけど……。てか、Aちゃん今日も可愛いね。格好も凄く似合ってる。」
するとトッティが自然にAちゃんを褒めていて、ちらっとAちゃんを見ると照れていた。
僕と一松兄さんは遅れまいと言わんばかりに慌てながらAちゃんを褒める。
「うんうん!!すっげぇ可愛い…!!!」
「…い、いいと思う……。」
『っ……!あ、ありがとうございます……。』
更に恥ずかしそうに少し俯き照れていた。
こっちまで恥ずかしくなるくらい可愛かった。
214人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もなか。(プロフ) - たけまなさん» たけまなさん初めまして、もなかと申します。嬉しいお言葉ありがとうございます…!!では今後も楽しいお話がかけるよう頑張ります…! (2020年10月26日 21時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
たけまな(プロフ) - 初めまして、たけまなと申します。一気に今日まるごと読んでしまいました!(笑)とても面白いです、楽しく読ませて頂きました!今後も応援させて頂きますね(^o^)! (2020年10月26日 18時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - グリノワさん» ありがとうございます!ご期待に応えられるよう頑張りたいと思います…! (2020年10月21日 23時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - もなか。さん» それは良かったです!先程はなんだか気分が落ちているように見えたので何かしたのかなと思ってしまってました。でも何事もなくて本当に良かったです!これからも楽しみにしてます!今の時期は油断大敵なので、適度に休みを入れつつ更新頑張ってください! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!極力沢山お話が進められるよう頑張りますね。 (2020年10月21日 19時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もなか。 | 作成日時:2020年10月13日 1時