一松さん ページ42
一松side
あの時は凄く楽しかった。
そのあと戒めも沢山したし、まぁ当分は大丈夫でしょ……。
次は二人きりで………
いやいや…!
こんなゴミクズの俺と二人でなんて流石のAも無理でしょ。
…俺はこれを貰えただけで満足……。
「あ、でも……。」
初めてあった時は二人きりだったか……。
まぁ、猫が居てくれたからAも居てくれたみたいなもんだしね……。
「お〜!一松。……相っ変わらず闇オーラ満載だねぇ。」
「…あ、おそ松兄さん……。」
俺は咄嗟に眺めていた贈り物を隠した。
「ん?何々〜?いちまっちゃん、何隠したの〜?…もしかして〜……。」
あ、やばい。
バレる。
こういう時だけは勘が良い……。
「馬券の当たり券!?え〜いいなぁ!ねぇ?いちまっちゃん……お兄ちゃんにもすこぉし分けてよ〜♪倍で返すからさぁ?」
「……は?」
うん、全面撤回。
バカだ。
正真正銘のバカだったの忘れてた。
「違う。てか、もしそうだったとしても絶対やんねぇよ…バカ松。」
俺はボソボソと喋り、バカ松だけを強調してやった。
「えっ!?何急に、お兄ちゃんディスられた!?最近弟たちが俺の扱い酷くて寂しいよ〜。」
「へっ、いつものことでしょ。」
「そっかぁ、いつものことかぁ!…っておい!六つ子と言えど、俺長男様だよ!?皆兄貴舐めすぎじゃない!?」
「今に始まったことじゃないでしょ……。てか、俺に言われても……。」
「あーあ、悲しいなぁ。お兄ちゃんちょー!悲しいなぁ?」
「はいはい。……じゃあ、留守番よろしく。《おそ松お兄さんっ》。」
駄々をこねる長男の相手するの面倒なので俺は直ぐ様その場を離れた。
「え、あ!一松……!…いっちゃった……。…暇だなぁ。あ、昼寝でもするか。」
はぁ、家を出たのは良いけどどこ行こ……。
咄嗟に出たもんだから煮干しも置いてきたし…。
あ、あのクソ長男俺の煮干し食ってないといいけど……。
―――――――
「あ、煮干しだ。…冷たくされたしお返しに食っちゃお。一松が買ってくる煮干し上手いんだよなぁ。」
――――――
もし食ってたら、〇す…。
あ、猫。
すると向こうも俺に気づき餌が欲しいのかすり寄ってくる。
「ごめんな、今日は煮干し忘れて……。」
と、思ったらそうじゃないようだ。
ついてこいと言われ、俺は猫の後をついていく。
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もなか。(プロフ) - たけまなさん» たけまなさん初めまして、もなかと申します。嬉しいお言葉ありがとうございます…!!では今後も楽しいお話がかけるよう頑張ります…! (2020年10月26日 21時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
たけまな(プロフ) - 初めまして、たけまなと申します。一気に今日まるごと読んでしまいました!(笑)とても面白いです、楽しく読ませて頂きました!今後も応援させて頂きますね(^o^)! (2020年10月26日 18時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - グリノワさん» ありがとうございます!ご期待に応えられるよう頑張りたいと思います…! (2020年10月21日 23時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - もなか。さん» それは良かったです!先程はなんだか気分が落ちているように見えたので何かしたのかなと思ってしまってました。でも何事もなくて本当に良かったです!これからも楽しみにしてます!今の時期は油断大敵なので、適度に休みを入れつつ更新頑張ってください! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!極力沢山お話が進められるよう頑張りますね。 (2020年10月21日 19時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか。 | 作成日時:2020年10月13日 1時