私の新しい物語【おそ松さん】

カラ松さん ページ32

カラ松side

フッ……。

今日もサンシャインは俺を祝福している。

眩しいが、俺を照らしてくれてサンキュ。



俺は何もすることがなく、家の前で天を浴びているとポツポツと雫が降ってきた。


俺がかっこよすぎて感動の雨を降らしているのか。

しかし、俺は涙より笑顔の方が好きだぜスカi……ん?


この雨なんか臭いな……。


と言うか俺のところしか降ってない…？



キョロキョロしながら上を見上げると瓦屋根の上に一松と猫の姿。


その猫がこちらに向かって用をたしているじゃないか。



「うわぁぁぁ…！！な、ななな何をしている一松…！」



「……へっ。俺は別に何も……?ただ、猫がしたいことを手助けしてるだけ……。お似合いだよ〜カラ松。」



「フッ、まぁ俺は水も滴るいい男だから……ってまたかけるな…!」



俺はすぐさま家に入った。



「はぁ……臭い…。一旦風呂入って……」


「んぁ?カラ松何かくせーぞ?……くさっ!ほんとくさっ！」


「おそ松……。……俺は猫をも魅了してしまう男だからなっ。」



「よく、そんな状況で痛いこと言えるよね〜。」


俺を痛いと言うおそ松に軽く笑って手をふり風呂場に向かって俺は綺麗になった。


「風呂上がりの俺もナイスガイだ。」



とまた外に出たときに上からの気配がし瞬時に避けた。

あっぶなかった………。


すると上から一松の舌打ちが聞こえた気がしたが気のせいだろう。


またいつ狙われるか分からないからな、俺はすぐにその場から離れた。






特にやることもない俺はいつものあの橋で黄昏ていた。




そう言えばAは元気にしているだろうか。


仕事で辛い思いをしていないだろうか。



仕事と言うものは相当大変だと言うことをあのブラック工場で思い知らされた。



そんな大変な仕事をやっているAは凄いと心から尊敬する。


「A……君は本当に女神のようだ……。」



そうだ、Aともここで出会ったんだった。



あの出会いはディスティニーだった。



あのときは女神の番犬だと思っていたが、今思えばキューピッドだったのかもしれないな。




……まぁ、まだ付き合っても何もないが……。




あぁ、Aに会いたい。


毎日会いたい。



ブラザー達にはとられたくないな……。

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