・ ページ10
勝「俺Aのこと好きだよ。その指輪、まだ持っててくれてると思ってなかった…。
…ありがとな」
A「…うん。わたしも好き。小さい頃からずーっと。勝利…、ずっとこうなってほしいって…
思って…」
急に俺の体に寄りかかったA。
勝「A…?A!」
彼女は顔を真っ赤にして気を失っていた。
?「勝利?なにしてんのこんな時間に…ってA!?」
勝「葵!聡!Aが熱出して…!」
聡「!俺んちすぐそこだから!運ぼう!」
葵「うん!勝利早く!」
勝「分かった!」
ーーーーー
聡「はい、ココア」
勝「サンキュ…」
葵「で、なんで2人はあの公園にいたわけ?そんでどうしてAはびしょ濡れになってんのよ」
聡「勝利責めるなよ葵。2人にだって事情があるんだろ」
葵「だけどさ…」
勝「Aに呼ばれてたんだ。夕方からあいつずっと公園にいたのに…俺がすぐに行かなかったか
ら…。また俺のせいで熱出して…」
葵「告白されたってわけね。で、なんて返したの」
勝「付き合ってって俺から言った。そしたら…葵「おっそい!!」えっ?」
葵「遅いっつーの!今までAがどれだけ気持ちをあんたにぶつけようとしてたかわかる?
そのたびに逃げて、Aから目そらしてたのは誰よ!?なのに今さら自分から付き合ってって
言った!?当たり前でしょうが!」
勝「…。」
聡「葵落ち着けって…。これは勝利とAちゃんの問題じゃんか…。俺らが口出すことじゃない」
葵「…分かってるよ。まぁ決めるのはAだし。けど、次A傷つけたら今度こそ許さないから
ね。分かった?」
勝「…はい」
こいつらにも感謝しなきゃ。
…ありがとう。
口には出さないけど、ほんとに感謝してるよ。
118人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moe(プロフ) - 1030さん» 嬉しいです!ありがとうございます。 (2020年10月7日 6時) (レス) id: 7bc80cdfc6 (このIDを非表示/違反報告)
1030 - 今更読んで最高だと思いました。 (2020年10月7日 3時) (レス) id: 623ffad333 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:moe | 作成日時:2019年8月2日 16時