ツンデレ彼氏の妬かせ方〜Yuri.C〜

afterstory#00 ページ49

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最近、私は侑李不足である。

理由はサッカー部が合宿中で、疎遠になっているから。



期間は一週間。今日は合宿3日目。


もちろん侑李もそれに参加しているわけで、



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「…迷惑だよなぁ、」



この合宿が終わればすぐに大会があると聞いた私は、

真剣な彼を邪魔したくないため、連絡できずにいた。




もうすぐサッカー部を引退する彼の、最後の試合だから。




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侑李と付き合い始めて1年半。



それなりに喧嘩してきて、その分仲直りして、

思い合うがゆえにすれ違いもあったけれど、




彼と一緒にいる時間はキラキラ輝いてて、

ひとつひとつがかけがえのない思い出となって積み重なっていく。



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今も変わらず、私は侑李が大好き。

隣にいられる私は世界で一番幸せだと思う。




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「…声が聴きたい、」



侑李も私と同じ気持ちならいいのにな、なんて。






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最近、僕はA不足だ。

理由はサッカー部の合宿中で、連絡が途絶えているから。




引退前最後の試合を控えてる僕に

気を使ってくれているんだろうけど。




「連絡、こないかな…」




もう限界だ。

合宿3日目の夜、スマホの画面を見つめながら呟いた。




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Aと付き合い始めて1年半。

Aに恋して2年。



好きすぎて、大切すぎて、

思いすぎるがゆえに傷つけてしまったあの頃。




今でも隣で笑ってくれる彼女を、

僕はもう離さないって決めた。




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今までも、これからも、

僕はAが大好き。




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「声…聴きたいな、」



Aも僕と同じ気持ちならいいのにな、なんて。




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afterstory END

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