ツンデレ彼氏の妬かせ方〜Yuri.C〜

anotherside#Kei ページ48

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"今までのことに責任なんて感じなくていいから、


それ抜きで俺のことも考えてほしい"






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鮮明に思い出せる、あのセリフ。




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「ほんとに振られちゃったんだなぁ、」



肩を寄せ合い、

仲良く登校するAちゃんと知念を見て、


現実を突きつけられたような気持ちになる。





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あの時、最後のあがきで告白をした。


案の定、

俺はAちゃんを困らせてしまう。





それから少し考える素振りをした彼女に、



『中途半端な気持ちで、もう誰かを傷つけたくない』



そう言われた。




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つまりそれは、承諾できないの意を含むわけで。




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きっぱりと断らない、

というよりは断れないのがAちゃんらしかった。






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振られた今も、思いは変わらない。


少しの間だけど、Aちゃんの隣にいられたことを、




忘れることはないだろう。





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名残惜しい気持ちを胸に、

一年越しの片思いは幕を閉じた。




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anotherside Kei Inoo.

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