星に手を伸ばして

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『この殺人鬼！！！！！』



エリちゃんのお母さんのこの一言で、まわりがザワザワしてきた





これじゃあ、私の経緯を知らなかった人達が知るのも、時間の問題だ。













そしたら？





そしたら、私に近づこうとする人はいなくなるだろう。



もうそんなことはどうでもいい。








でも…………








理輝「あっ！！！A！！！！！もうご飯食べる！？！？」






遊んでいたブロックを置いてこちらに駆け寄ってくる理輝









理輝のことまで嫌な目で見るまわり

















このままじゃきっと…………理輝まで…………















A「理輝」


理輝「んーーー？」


A「今日、ご飯いっしょに食べられなくなっちゃったの」


理輝「なんで？」


A「ん、検査が入った」


理輝「ふーーーーん…じゃ明日いっしょね！」


A「…うん、ばいばい」


理輝「ばいばーーーい！」









『明日いっしょね！！！』








ごめん、理輝。



その約束はもう守れないや…
























私は理輝と、真由美さんが大好きだから。



だから、巻き込みたくないの。







二人がまわりに色々言われてしまうなんて、絶対に耐えれない。許せないから……









A「、ふっ………ぅ……」









泣きながら歩く、院内の廊下




1人で歩くと、こんなにも寒く感じるものなのか






















蝉の声が忙しなく聞こえる、８月の終わり







私は、理輝と真由美さんとの幸せな…

私にはもったいないくらい幸せで楽しくて、輝いていた毎日に









別れを、告げた。

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