星に手を伸ばして

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嫌な気持ちを抱えたまま、理輝のいる遊戯施設に向かっていると、理輝が仲良くしているお友達のエリちゃんを見つけた







A「エリちゃん、おはよう」


エリ「Aちゃん！おはよ！！！」


A「今日は理輝と一緒じゃないの？」


エリ「うん、今日はカズくんとブロックしてるよ！」





わたしはおままごとするの！そう言って着ているかわいいエプロンを見せてくれるエリちゃんに、なんだかホッとしたのもつかの間、





「エリ！！！！！！」

エリ「わぁ！！」





ひょいっと、エリちゃんが誰かに抱き上げられた


その抱き上げた人物はエリちゃんのお母さんで






エリ「まま、なにーー？」





エリちゃんのお母さんとはいつも挨拶を交わす仲で最近は立ち話も少しだけするようになっていた。





A「こんにちは」








でも挨拶をした直後、気づいた。








エリちゃんのお母さんも、さっきの人達のような嫌な視線で私を見ている。








エリ母「……今後、娘と関わるのはやめて頂けないでしょうか。」


A「え……？」






突然のその言葉に、固まってしまう







A「どういう、ことでしょうか…？」






思わず伸びた、手






















エリ母「触らないで！！…この殺人鬼！！！」







ドクン────











大きな、叫び声。



















その言葉で、全てがわかった。




今日のヒソヒソと話しているまわりの人たちも、その嫌な視線も。
















どこからか、私がここに来た理由が漏れてしまったんだ。













いくら警察が『正当防衛』と言ったとしても





世間からすれば、私は

























ただの、人殺しだ。








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