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わたしは大丈夫 ページ4

自分の口から出た言葉は、まるっきり嘘だ。本当は大丈夫じゃない。それでも、私はAだから、アイドルだから、みんなに希望を与える存在でいなきゃ。

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jmsida
久しぶりの休日で僕はずっと寝ていた。
リビングではAのお姉さんの息子さんのジュノが遊びに来ていたらしい。僕だって小さい子は大好きだけど、久しぶりの休日だったから寝ることにした。なのに突然、テヒョンに起こされた。
th「ジミン‼大変だよ!Aが!おきて!」
『Aが?どうしたの?』
th「理由は後!とりあえず早く!」
『分かった』
部屋に行くと、ぐったりと、ホソギヒョンに抱きつくAがいた。額は汗ばんでいて、辛そうにスマホを持っていた。
とりあえず、Aを寝かせジンヒョンがジュジュを寝かしつけながらAと一緒にいたホソギヒョン、テヒョン、グクに話を聞く事にした。
電話をしに行ったAが、中々戻って来なかった事、心配で見に行ったら、取り乱した状態のAがいた事。「オンニオンニ」と叫んでいた事からソユンヌナ、つまりAのお姉さんが関係しているかもしれないと言う事。
電話が原因だと思った僕らは、着信履歴から電話をかけ直す事にした。

あの時、Aに電話をしたのは、警察だった。
内容は、ソユンヌナが交通事故で亡くなったと言う事。
みんな現実を受け止められないようだった。
そんななか、冷静に対処してくれたのはユンギヒョンだった。
Aの手を握ってやれ、事務所に連絡しろ、チビはどうする、コイツの方が辛いんだぞメソメソしないで協力してやれ、たしかにと思った。Aはお母さんを幼いうちに亡くしていて、お父さんも今は病気にかかっている。唯一の救いだった姉も亡くしたんだ。今頼れるのは、今、力になってやれるのは僕達なんだ。
みんな我にかえったようだった。
僕達にできそうな事を終えて、静かに眠るAとジュジュ。ベッドを囲むようにして座る。
Aが目覚めると、
最初に口を開いたのはジンヒョンで、一言ヌナの事聞いた。という事。
僕は何も言えなかった。
「大丈夫だよ」の一言で済ませていいのか分からなかった。気の利いた言葉が出ない僕ってなんて不甲斐ないのだろう。
なのにAは、『大丈夫だよ』なんて言うんだ。嘘が下手だなぁ。涙流してボロボロじゃないか。
僕達、ずぅっと一緒にいたじゃん、
  僕達の事頼ってよ、

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作者名:A mu | 作成日時:2021年4月2日 1時

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