プロローグ ページ1
ダンス練習に移動中の車の中
フロントガラスに雨が当たる音が響く
私の腕の中で規則正しい寝息を立てるこの子は、私の息子のジュノ
「(子供)寝ちゃったんだ、今日マネヒョンとたくさん遊んでたから疲れちゃったのかな?カワイィ〜」
そう言ってこの子の頭を優しく撫でる彼は私の旦那様
なんて事はない、
私の腕の中で寝るこの子は私の姉の子だし、さっきから目をハートにしてる彼は私と同じBTSのメンバーである四次元クン。
キムテヒョン
今日は、私の姉がどうしても外せない仕事があるため、この子を預かって欲しい。と言われ、この子の事を預かっていた。といっても私達も音楽番組の事前収録があったし、ほとんど一緒にいる事はできなかったけれど、
prrrrr prrrrrr
『ヨボセヨ、オンn「今日はありがとう‼Aも忙しいのにごめんね、今から迎えに行くから!どこにいる?」うん、今からね、ダンス練習に行くから、そこにいてくれr「分かった!A今日はありがとう‼大好き!サランヘ!」あ、うn』ブチップープー
相変わらず嵐の様な人だ…
「オンマ〜‼」
勢いよく姉に飛びつくジュノ
ジュノをしっかり抱きとめる私の姉のソユンオンニ
sy「Aいつもいつもごめんね、お仕事も私より、大変なのに、」
『ううん、全然、オンニは1人で抱え込むんだから、オンニは1人じゃないよ。』
オンニはシングルマザーだ。
sy「A、ありがとう。ほら、ジュノもありがとうは?」
jyu「ぬな、ありがとう」
『いえいえ、また遊びに来て、』
sy「メンバーのみんなにもありがとうって伝えて、」
『うん。』
sy「さぁジュノ今日の夕飯は、ヤンニョムチキンよー」
jyu「やったー」
このなんとも微笑ましい光景に疲れた心を癒してもらっていると、早くもお別れの時間が来たようだ。
jyu「ぬな、またねぇ〜」
sy「またね、」
『うん、またね』
そう言って車に乗り込む2人
これが彼女との最後の会話になるなんてこの時の私は知るよしもなかった。
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作者名:A mu | 作成日時:2021年4月2日 1時