検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:22,539 hit

悪魔達が潜んでる ページ3

ドカッ


「あうぅ、痛い、、、」


ズサッ


「あぁぁ、、、」


「うるせーよ、黙ってろ!」


ガラッ


「え〜、香里菜もう始めちゃったのぉ?」


「え、ダメだった?」


逃げそうだったから、と香里菜ちゃんが言った。


「瑠美が始めに蹴りたかったのにぃ!」


そういって、瑠美波ちゃんが思いっきり人を蹴っ飛ばした。


蹴っ飛ばされたお下げの子愛子さんが、蹴られたお腹をおさえてうずくまる。


もう、見てらんないよ、、、


やめようよ、そう言うだけなのに勇気がでない。


これが悩みの中3、相田有希です。


下校時には、私、さくらちゃん、瑠美波ちゃん、香里菜ちゃん、親友の友香、香里菜ちゃんの親友の夏蓮ちゃんが空き教室に集まって、みんなで愛子さんをいじめるの。


みんな、楽しそうにいじめてる。


私は、蹴る力がないからー、とか言って端の方に逃げてる。


さくらちゃんは、椅子に座っていじめをじーっと見てる。


私は気づいてしまっている、さくらちゃんが皆にいじめをさせていることを。


いじめは、主にこのメンバー(クラスの上のグループ)で行われている。


朝は、先生が来るまで皆でいじめる。


だーれも、私達のグループには逆らえないの。


「有希ちゃんっ!た、助けてよっ!」


急に名前を呼ばれてビクッとする。


「てんめー、お前みたいな奴が、うちらの仲間の名前を呼ぶなっ!」


ドカッドカッ


また蹴られてる、、、


それでも、愛子さんは私に助けを求め続ける。


や、やめてよ、裏切り物になっちゃうじゃん。


「お、お願い、、、助けてよ有希ちゃん!」


「や、やっ!」


思わず言ってしまった。


でしゃばりすぎたかな、、、


「ふふっ」


さくらちゃんが笑い始めた。


「ふふふっ、有希ちゃん勇気出せたね。」


え?


「なかなか勇気出なくて、いっつも助け求められて断れなくて、辛かったでしょ?」


、、、、、え

2→←プロローグ NO side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:いじめ , スクールカースト , 流雲 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

流雲(プロフ) - ゆ〜なりさん» これ、アプリで作ったやつだよ〜笑 ありがとう!頑張れる! (2019年10月20日 15時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜なり - すごい面白いー!絵が上手すぎない? (2019年10月20日 10時) (レス) id: dc1b74a6d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - アメリアさん» わあ、うれしい!ありがとうございます!頑張りますね! (2019年9月24日 19時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
アメリア(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2019年9月15日 16時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:流雲 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/moe181031suzuki  
作成日時:2019年9月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。