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京本さんの部屋の前には、松村さんと同様紙が置かれていた。
私 「京本さんにも筆談をされているのですか？」
高 「そう。俺が喋って大我が書くって何か違うなぁと思って。」
高 「会話っておんなじ状況でしたいんですよね。」
私 「大切に想われている証拠ですね。」
コンコン
高 「大我？？高地だけど。入るよ？」ガチャ
中を見ると電気はついていなく、窓の外を見ている京本さんがいた。
高 【大我、今日から家政婦として働いてくれる西園寺Aさん。】
そういうと京本さんはこちらを見ず近くにあった紙で何かを書いていた。
京 【俺には関わらないで】
その文を書き、京本さんはベットに入っていった。
私はそっと出ていった。
高 【Aさん出ていったよ？】
高地は大我のかぶっていた布団を少しだけめくり紙を見せた。
京 【どうせあいつも俺のことなんてなんとも思っていないよ。】
高 【多分ね、Aさんはそんな人じゃないと思うよ。】
京 【なに、惚れたの？】
高 【ある意味惚れたかも？】
その文を見せると驚いた顔でこっちを見た大我。
京 【がち？】
高 【あの人は汚い大人じゃないって思ったからだと思う。】
京 【高地がそう言うなら少しだけ信じてみようかな。】
そういうと大我は布団をかぶって寝てしまった。
外に出ると俺を待ってくれていた。
私 「どうでしたか？」
高 「ちょっとは信じてくれるって言ってました。」
私 「そうですか(微笑)」
私 「これから頑張って行きましょうね。」
二人はリビングに戻り、晩御飯の支度をしていた。
私 「晩御飯は何がいいですかね、」
高 「北斗が和食って言ってましたよ。」
私 「高地さん、今更なんですけど敬語じゃなくていいんですよ？」
高 「じゃあ外します(笑)」
私 「じゃあだし巻きと焼き魚とかにしますか！」
高 「いいね」
私 「皆さんはもうずっと家にいるんですか？」
高 「いや、週に一回ローテーションで事務所に行って滝沢君と話すんだ。」
高 「ちなみに、ちょうど明日は大我の日だから他の人の事頼んでいい？」
私 「かしこまりました。お任せください。」
高地さんと喋りながら料理は進み、完成した。
高 「ジェシー連れてくるよ。」
高 「Aさんも一緒に食べよ！」
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さくら - 最近のお気に入りの作品のひとつになりました。更新楽しみしています。 (2020年12月9日 22時) (
レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
トマト女 - 続きがとっても気になります！ (2020年12月3日 0時) (レス) id: 5a323ea9c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年12月1日 23時
