･ ページ5
森本さんのお部屋の前に行くと高地は少し緊張していた。
私 「どうされました？」
高 「いや、慎太郎は一番抱えてたから、、、」
私 「そうでしたか、、」
私 「では、一度中に入ってみて無理そうであれば私はすぐに部屋から出ていきます。」
私 「表情が無くても高地さんなら何か伝わるでしょ？」
高 「ふふっ、ほんとに凄い人ですね。」
私 「いいえ、そんなことはないですよ(微笑)」
高 「よし、行きましょうか。」
コンコン
高 「慎太郎？俺。入るよ？」ガチャ
中へ入ると部屋は真っ暗だった。
目が慣れてあたりを見回すと、ベットの上に座ってぼーっと上を見上げてる森本さんがいた。
高 「慎太郎、電気つけるね？」
急に明るくなるのは目に悪いから高地さんはゆっくり部屋の明かりを上げた。
高 「今日から家政婦として働いてくれる西園寺Aさんだよ、」
そう言うと森本さんはゆっくりこちらを見た。
高地さんを一度見ると大丈夫という声が上がったので私は森本さんの目の前にしゃがんだ。
私 「はじめまして、西園寺Aです。」
森 「もりもと、、しんたろうです。」
私 「本日の晩御飯は何にいたしましょうか？」
森 「たべれる、、もの。」
私 「かしこまりました。」
私 「何か嫌いなものだったり食べられないものはございますか？」
そう言うと、言葉を発することはなく首を振った。
それを見た高地さんが「そろそろ行きましょうか」と言ったので、多分森本さんの限界が来たのだろう。
私 「私は貴方の為なら何でもいたします。」
私 「何かあれば、すぐにお呼びください。」
そう言うと私は部屋を出た。
慎太郎は出ていく姿を見るわけでもなく、ただぼーっとしていた。
高 「慎太郎？？」
高地が呼びかけるとこちらを向く慎太郎
高 「多分、大丈夫だよ。」
高 「慎太郎が心配することは何もないからね。」
そういうと慎太郎は少しだけ目に光が宿った気がした。
高 「電気、つけていくから消したくなったらリモコンここに置いておくね？」
森 「うん」
高 「じゃあ、また来るから。」
部屋を出ると何やらメモをしているAさんがいた。
高 「何をメモしているんですか？」
私 「森本さんの事についてですよ。」
私 「最後に京本さんのとこへ行きましょうか。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1066人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら - 最近のお気に入りの作品のひとつになりました。更新楽しみしています。 (2020年12月9日 22時) (
レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
トマト女 - 続きがとっても気になります！ (2020年12月3日 0時) (レス) id: 5a323ea9c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちこ | 作成日時：2020年12月1日 23時
