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部屋で皆さんのプロフィールを見ながら今後の事について考えていると、トントンと音がなった。
私 「どうぞー？」
ドアが開くと大我の姿があった。
私 「大我、どうしたの？？」
私は直ぐに紙とペンを用意し、大我に渡した。
京 【眠れなくて。】
私 「そっか、じゃあ私とお喋りする？(笑)」
大我を中に入れ、座布団を出して座ってもらった。
京 【何してたの？】
私 「ん？皆のプロフィール見てたの。」
大我は自分のプロフィールを見ると興味が湧いたように違う人のプロフィールも見ていた。
京 【これすごいね、何でも書いてある。】
私 「でしょ？」
京 【これ、書き足したの？】
そこには別のプロフィールが。
私 「そうそう、大我はトマトが好きとかね？」
京 【俺さ、ずっとこのまま声が出ない人生送るんだろうなぁとか思ってたんだ。】
京 【ジャニーズもいずれやめて、声が出さなくても働ける仕事探そうとか色々思ってたんだけど、】
京 【Aみたいに俺の声で幸せになってくれる人が待ってるって思ったらもっかい頑張ろうって】
私 「そっか、すごい決断だね。」
大我は私の手を取り喉のところに持っていった。
京 「あーいーうーえーおー」
京 【喉は震えてるの。わかる？？】
私 「わかるよ。」
京 【後は音が出たらいいのになぁ。】
私 「お父様の言葉覚えてる？」
京 【声は出そうとするものじゃない。】
私 「そう、自然に出ると思うの。」
私 「どうしたら声が出るか考えるんじゃなくて、普段の会話してる気分で声を出してみて？」
すると、
京 「あーいーうーえーおー」(小声)
私 「い、、いま。」
京 「A？？」(小声)
私は堪らなくなって大我を抱きしめた。
私 「でたよ、大我。声、微かだけど出てるよ。」
京 「な、か、ないで？？」(小声)
私 「ふふっ、大我。なんでわかるの(涙)」
私 「頑張ってくれてありがとう。大我。」
京 「俺も、、勇気くれて、、ありがとう。」
私 「あんまり急にいっぱい喋ると疲れちゃうからもう筆談にしよっか？」
京 【うん。】
京 【ねぇ、わがまま言ってい？】
私 「なぁに？」
京 【一緒に寝よ？】
私 「特別ね(微笑)」
その日は疲れたのか二人ともぐっすり眠ってしまった。
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さくら - 最近のお気に入りの作品のひとつになりました。更新楽しみしています。 (2020年12月9日 22時) (
レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
トマト女 - 続きがとっても気になります！ (2020年12月3日 0時) (レス) id: 5a323ea9c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年12月1日 23時
