コード・ブルー 命の輝き3

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息苦しさを感じて目を覚ますと
1日経っていた

隣に耕ちゃんはおらず、周りを見ると
テーブルの上に置き手紙と水とゼリーが
置かれていた

(置き手紙)
脳ヘルニアの患者が来たから
手術に入る
何かあったら誰でもいいから
連絡を入れろ
しばらくはここで安静に！
水分しっかりとってゼリー食べれたら
食べろ
耕作

A「…はぁ…副作用で食欲ないな…」

とりあえず、みほに起きたとだけLINEをいれて
水を飲んで再度横になり、災害時の対応について
の本を医局から持って来て読むことにした

しばらく読んでいると…

緋山「おはよう…あんたなにやってんの？
気分は？藍沢が置いていったゼリー食べた？」

A「おはよう…災害マニュアル？
あんま目通してなかったし、治療する側じゃなくても裏で支えられればなーって…
まぁ副作用で動悸はするし、気持ち悪いし、気分は最悪。食欲もないからゼリーも食べてない。」

緋山「まぁ顔色見れば分かるけど。手貸して」

緋山「お腹も見せて。張ってる？」

A「お腹は大丈夫。」
そう言いながらスクラブをまくり、
膨らんでいるお腹を出した

緋山「そうだね、お腹の方は落ち着いたね…
自覚あると思うけど、脈早くてしんどいと思うから
量減らすからね。

今張ってないけど、しばらくは様子見ないと
何があるかわからないから、
落ち着いたからって無理しないこと。

ここにいる限り仕事のこと忘れられないだろうけど、こっちのことは気にしないで？」

A「うん。ありがとう。
みほは戻らなくていいの？」

緋山「フェローもだいぶ使えるようになったし？
白石がいいって言うから」

A「そっか…」

緋山「もう21週か…折り返し地点だね。」

A「うん…ちゃんと生まれておいでね。」

緋山「この子達は順調に育ってるから、
ママが無理しなければ大丈夫。双子だから早産になりやすいからそこだけ気を付けなきゃね…」

A「頼りにしてる。」

その後も、小さい頃の話をしたり
懐かしい話をして眠りについた

毎日交代で黒田先生や橘先生、同期やフェローが顔を出してくれた

そんな生活を1週間ほど続け、お腹の張りも落ち着き、みほから安静が解除された
1週間も経つと供給が足りていない物資が出てきて
院内もだいぶかつかつになり、かつ患者も二次災害等で増加し続けていた

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