【第五人格】すみませーん！ハンター希望のトリッパーでっす！

30日目 ページ33

『えっと…暗号機は寸止めして、次に回るのがベスト！…だったよね？』

ある程度慣れてきた為、現在単独行動中。強ポジとハッチ出現場所はメモしようがないので頭に詰め込んだ。…スパルタめ。

あ、本当に今更なんだけど私が居るステージは「軍需工場」っていう場所。私が降りたった場所だね。

マップ中央は見晴らしが良いけど、端の方に行くと障害物が多く立ち並んでいる。板が3枚セットで置かれている所もちらほらある。

つまり端から攻略していくのがベスト。障害物が多いから逃げるのが難しいのでは？ ちっちっちー、私達サバイバーにとって障害物は逃げ隠れする為の大切な道具…らしい。

このマップの強ポジは主に建物の窓枠だ。また、私には窓枠すいすい補正がある。私の為の戦場と言っても過言ではないのだ。

「ゔぁん？」
『うわぁ⁉』

出たぁぁぁ！ 暗号機触ってたらヤツが現れ、目が合った。発狂じゃないからセーフ！とか言ってられない！

『ハンターが近くに居る！』と私は信号を飛ばし、チェイスタイムに入る。暗号機はあと3台。皆んな頼んだぜ‼

『解読に集中して！』と更に信号を飛ばした。

教えて貰った通り、私は建物に逃げ込む。場所は北東の小屋。強ポジとはいえ、この建物内には地下に続く階段がある。捕まっても誰かが助けに来てくれる可能性はゼロに近い。

小屋に入り、窓枠を越え、そしてもう一度入る

それを黙々と繰り返す。こいつは図体がデカい割に窓枠を越える速度はリッパーさんより早い。だが私には敵うまい！ふはははは！私は強い…んだ？

『っ、ぶねぇ…』

また窓枠に叩きつけられる未来が見えた為私は敢えて跳ばずに旋回した。旋回も強いよ！ここテストに出るから皆んな覚えておくように！

通電した為、私は小屋から飛び出し、追っかけて来た所を私は板を倒して気絶させた。これぞ正しい板の使い方！

意外と出口は近くにあった。既にナワーブが到着しているかと思ったが私の方が近くに居たみたいでまだ来ていなかった。ぽちぽちと暗号を入力して扉を開く。
まだかなぁ〜。

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