私と"元"仲間の上では星が煌めいている。【kz】

twenty-eight ページ28

「俺も、、、、、同じだった。」




無言で頷く。




若武が続ける。




「あんなに叫ぶように否定されて、お前がやったって言いきれなかった。




俺らが全部悪くなるみたいで。」



俺も同じだった。




「俺らさ、」




俺もいう。




「黒木と俺さ、最近kzが事件扱わなくて不満だったんだ。




それも、アーヤがいなくなってからだったよね。




で、興味本位でいじめのこと調べた。




そしたら、宮本達が嘘をついてることを知ったんだ。」




アイツらが目を見開く。




「むしろ、いじめられているのはアーヤだった、、、」



公園の空気がピンッと張り詰める。




「アーヤが、、、いじめられてた？」




若武の乾いた笑いが響く。




「アイツは、、、ずっと無理してた、、、、、？




なのに、、、、俺は何を、、？」




ドサッと音がして崩れ落ちる。




「俺は、、、、俺は、、、！」





「おい、」




上杉が若武の肩を押す。




「事実を知っちまった以上、調べるしかねぇだろ。




俺らは探偵なんだろ？」




「そうだよ、ちゃんと調べて、アーヤに謝らなくちゃ。」




小塚もいう。




「そうだぜ、若武。




許してもらえなくてもいい、とにかく確かな真実を知らないと。」






若武の目にあの強い光が宿る。





「そう、、、だよな、、」




久しぶりにkzとして、、、ではなく




仲間として、団結できた瞬間を感じた。




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