私と"元"仲間の上では星が煌めいている。【kz】

twenty-two ページ22

「久しぶりね。」




ニッコリ笑った。




「美門達、俺らから引き抜いたのお前かよ。」




思いっきり睨み付けられる。




「そんな人聞きの悪いこと言わないでよ。




コイツらが勝手に抜けただけ。




私に許してほしいとか言ってきたからさ、怒鳴りつけてやったわ。」




愕然としている黒木達を見てフッと笑うと、




「お前さぁ、宮本に謝れよ。」



は？




「宮本達の傷はまだ癒えてねぇんだぜ？




罪悪感とかねぇわけ？」




上杉の言葉が信じられなかった。




呆れすぎて。




私は集団の後ろの方にいる宮本ゆりあとその取り巻きに目を向ける。




「宮本ゆりあさーん、まだ嘘ついてんだ。




いい加減やめたらどうなの？




自分を恥ずかしく思わないわけ？」




キッと睨むと、顔の前に平手があることに気づく。




咄嗟に顔を引く。




若武に殴られそうになったのだ。





私が避けられないと思っていたらしく、酷く驚いていた。




舐められてるね、完全に。




「ちょっと、若武〜？」




ニッコリしながら呆然としている若武に近づく。




ガツン言ってやんないとね、コイツらには。







おバカさん達には、正論を言っても通じないかもしれないけど。

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