再会した幼なじみには彼女がいました。【kz】

２回目の忠告 ページ9

次の日学校に行くと、もう大野さんは来ていた。


読書をしていたらしい。


でも、顔をあげて挨拶してくれた。


「おはよぉ」


挨拶してくれたから返そうと思ったら、


「昨日、若武くんと帰ったの？」


って聞いてきた。


「え、そうだけど、、？」


「あー、好きならやめといた方がいいよ？」


え、大野さんも浅見さんみたいなこと言うの？


でもやめといた方がいいって、、、


？マークを浮かべてると、


「浅見さん達が抜け駆け禁止な理由もそれと同じ。


ま、もし飯田さんが好きなら傷つくと思うから理由はいわないけど。」


んん？


ますます謎が深まる、、


「でも、これだけは言っとく。


若武くんはやめた方がいい。


これ、忠告だから。浅見さんと同じ思いしたくないなら、ね。」


ニッコリ笑って本に顔を戻した。


浅見さんは過去に何かあるの？


なんで臣はやめた方がいいの？


疑問が残るけど、大野さんからもうこれ以上聞くなオーラが出ていたからやめといた。


その日の授業は、その事で頭がいっぱい。


なかなか集中できなかった。

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