休校中で暇になった人へ送るお話【kz】

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で、皆で黒木くんの家に乗り込んだ。(上杉くんが万能キーオープンを持っていた。)


　一階の奥の黒木くんの部屋らしきところに若武に案内され、ベットを見た。そしたら、なんとっ


　黒木くんが小さくなって、赤ちゃんくらいになって寝てたの。


　か、可愛い、、、


　閉じられた目には長い睫毛の影がうっすらかかっていて、スウスウと寝息をたてる度に長い前髪が頬を撫でている。


　布団からでた手はムッチリしていて、可愛いの一言でしか表せない。


　で、今に至る。




「お、きねーな」


　、、、、うん


　冷や汗がたらりと背中をつたうのが分かる。始めは可愛いとか気分上がってたけどこれ、戻らなかったら？


「うーん、、、、？」


　うげっ、起きた、、、！


「ここどこぉ？」


　君の家、そうツッコもうとしたら上杉くんに頭を叩かれた。←


「うっ、うわあぁぁっ」


　な、泣いちゃった！私は助けを求めるように皆の方を振り返った。あっ


　後退りをし、そおっと部屋から出ようとしている。この卑怯者達がっ


　と、とりあえず抱っこ、、、？このくらいの男の子って何をすれば泣き止む？


　色々迷ったけど、何となく抱き上げた。


「ひっく、、、、、ひっ」


　ゆっくりと息を吸わせ、落ち着いてきた頃。


　今度は、また可愛らしい寝息をたてて寝てしまった。


　赤ちゃんは忙しいなぁ、、、、笑


　そっとベットへ寝かせ、優しくて布団をかけて部屋を出ようとしたそのとき、隣のとなりの部屋から若武の驚いたような声が聞こえた。


「はぁっ！？」


　また上杉くんと喧嘩してるのかな。せっかく寝かしつけたんだからやめてよね。起きちゃうじゃない。

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