太陽の君と月の私。【kz】

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「立花さん、じゃね」




「うん、ありがとう」




いつも通り手を振って家に入った。




わー、もうすぐだ体育祭。




私が出る種目は、学年種目のタイヤリレーと団種目の大縄。




２つの人は少ないらしい。




他にも出る人いるし。




まあ紅組の足を引っ張らない為にも、これがいいよね。




紅白の分け方は、クラス別。




１組と２組が白組で、３組と４組が紅組。




美門くんは３組だから同じ団。




団種目は団対抗リレーと大縄で、学年種目と部活対抗リレーにも出るらしい。




すごいなあ、流石だよ。




大縄で同じだから、ちょっとウキウキ。




ちなみに片山くんは綱引きで、マリンはムカデ競争。




楽しみだなあ！




マリンはバド部の１年代表として部活対抗リレーに出るらしい。




凄い、身近な人が皆出てる。




ぷるるるるぷるるるる




洗面所で手を洗っていると、電話が鳴った。





あ、今日誰もいないんだ




急いで電話に出ると、




「もしもし、立花さんのお宅ですか。」




美門くん！？




「彩だよ。」




「お、良かった。」




「何で私の家電知ってるの？」




「だって、花火大会の時聞いたじゃん。」




あ、そういえば。




すっかり忘れてたよ。




「立花さん、」




美門くんは一息つく。



「俺、片山と一緒の順番になったんだ。」




そうなんだ！




「だから、絶対勝つね。



応援して。」




！

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