太陽の君と月の私。【kz】

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今日も１日が終わり、友達と先を争うように部活へ向かう。




教室を出ると、原稿用紙を胸に抱えた立花さんが４組から出てきた。




「立花さん！」




「はぁい」




そう言って、こっちに振り向かれる。




すると、ぱあっと顔を輝かせ、




「美門くん！」




少しニヤけてしまう。




「ばいばーい」




手をブンブン振られ、ヒラヒラと手を振り返した。




にこっと微笑み、文芸部の部室に行ってしまった。




「立花さん、可愛いよなぁ、、、」




後ろで声がして、振り向くと




「兵藤。」




コイツは、ラグビーのクラブチームに所属しているクラスメート。




部活は帰宅部で、帰ったらすぐにラグビーの練習らしい。




その一言にイラッときた俺は、




「何、立花さんのこと好きなの？」




と、つっけんどんに返してしまった。




しまった、そう思ったときにはもう遅くて



兵藤の顔がニヤッと悪い顔に変わる。




「なるほどね、そーゆーことね。美門。」




、、、、、面倒くせぇ




兵藤は、手を俺の肩に回し階段の踊り場へつれて行く。




「あの、さ、兵藤。




勘違いしないでね？」




「何をだよ。」




うっ、と言葉に詰まる。




「俺、部活あんだけど。」




必死に話をそらす。




「あー、そっか。」




よかった、と安堵すると、




「明日聞いてやるよ。」









、、、、、俺、学校行きたくねぇ。

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