暗闇から差し込む光【kz】

恩返しみたいな ページ16

「分かってるけど、、、」




「俺も元引きこもりだから、分かるけどよお。




外の世界を俺に教えたのはお前なのに、そのお前が引きこもっててどーすんだよ。」




「そんなこと言ったって、外に出たくないんだもの。」




「太るぞ。」




「うっさい！」




忍が言うと、昨日みたいに言葉に反応はしなくなるかも。パニックにならなくなる。




何でかな、落ち着くのかな。




「上杉がな、俺らは立花の容態を悪くしない為にも接触しない方がいいって言ってた。




俺、我慢できなくて来たけどな。」




、、、約束破ったのね




「お前を病気から救うことは、俺医者じゃないから出来ねーけど、




引きこもり体質っていうか、気持ちの面でサポートするくらいできるぜ？」




「え？」




「俺、頑張ってサポートするからさ、外の世界を教えてくれた恩返しもしたいしな。」




ニヤッと自慢げに言った忍に思わずツッコンだ。




「嬉しいけど私、気持ちの病気なんですけど。」




あ、と今気づいたような忍。




この人に私のことサポートしてもらうなんて、大丈夫なのかな。




心配です、、、

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