赤い車 ページ3
｢でもま…都合いい…か｣
｢？｣
｢や！何でもない何でもない！｣
｢俺の名前はローレン。ローレン・イロアスね。君の名前は？｣
｢AAです｣
｢なるほど、Aちゃんね…悪いんだけど、俺いま見ての通り勤務中なんだわ。俺の代わりに知り合いを寄越すからここで待っててもらえる？｣
｢わかりました｣
そんな会話をして、ローレンさんが｢じゃあまた！｣と言いながら走っていったのが3時間程前。
遠くから赤い車がこちらに向かって走ってくるのが見えた。
こんな所を通る車なんて滅多に居ないから、もしかしてあの車かな？
予想通り、赤い車は私の前で停まった。
｢君がローレン君の言っていた方ですか？｣
車から出てきた白衣の男が聞いた。
｢はい。｣
｢ふぅん……じゃ、乗ってください｣
｢失礼します｣
車内はとても綺麗だった。
ああ、この白衣の方がローレンさんが言っていた知り合いの方なのだろう。
｢…｣
｢なんですか？｣
｢いや、普通警戒とかしません？｣
｢え？｣
｢貴女、私が何者かも知らないでしょう？もしこのまま連れ去られでもしたらどうするんです？｣
運転をしながら話す白衣の人。
｢別に…寧ろ今すぐにでも連れ去ってほしいと思っていたので丁度良かったです｣
｢なるほどねぇ…｣
なんだ、この間。
別に気にならないけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 629人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
頭華(プロフ) - くらげさん» えへへ…コメントありがとうございます♡ (2021年10月5日 22時) (
レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ヒィ…おそろしい…axくん…まさかここでクローンネタがくるとはって感じです想像の斜め上をいかれた流石すぎる…本日もお疲れ様です (2021年9月28日 17時) (レス) @page41 id: 8ae060a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - Fineさん» コメントありがとうございます！勝手に脳内で博士の声で再生してしまいました笑 アクシア君の抱えているものがうまく描写できてたらいいな… 頭抱えて飛んで頂けたら幸いです！ (2021年9月28日 2時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます！重たいですよね笑表情筋ぶっ壊れてほしいですねぇ〜 (2021年9月28日 1時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
Fine(プロフ) - あぁぁあぁぁあ何ですかこれぇ！？！？！？ｱﾞｱﾞｱﾞ重くて好き〜こんなの待ってました〜！！！！私の心臓が持ちませーん！いつも更新楽しみにしてます！アクシア……君は一体何を抱えているのかい……それ次第では私は頭抱えて飛ぶぞ……。 (2021年9月26日 16時) (レス) @page37 id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：頭華 | 作成日時：2021年9月5日 2時
