23:女王様 ページ25
レオに腕を引かれて中へと入ると紅郎に敬人がいた
あと、もう一人は知らない人だ…
神崎だっけ…
「転校生殿…ではないな」
っ！
無意識のうちに体が強ばった
「Aっ！」
「ハァ……ハァ……」
「過呼吸をおこしかけてるな……。紙袋があるこれを使え」
敬人に渡された紙袋を口に当てた
〜No side〜
神崎と紅郎はAに聞こえない部屋の隅っこに行った
「Aの前では転校生の話は禁止だ」
「A……？というのはあのお方であるか…？」
神崎はAの方を見た
Aはまだ、苦しそうだ……
「あぁ。少し、いろいろあってな。転校生の話がダメなんだよ」
首をかしげていたが紅郎の真面目な声に首を縦にふり"分かった！"と言った
〜Aside〜
呼吸が落ち着き、紙袋を口から離した
「大丈夫か？」
「うん。ありがと」
軽く微笑み一度大きく深呼吸をした
「さて、レッスンを見せて」
そう言うと、3人はニッコリ笑い練習を始めた
神崎くんはあまり意見は言わずに先輩の2人の意見を聞いていた
練習も1テンポ遅れているところがある
「どうだ？紅月はこんな感じだ」
「2人が主力で神崎くんがサポートなんだね」
「あぁ」
そう言うと、紅郎がスマホを見て驚いた顔をした
「紅郎？」
「いや、なんでもねぇ。外も暗くなったし月永に送ってってもらえ」
「もちろん！送ってくつもりだ！」
レオは胸をトンッと叩いた
紅郎は敬人の耳元で何か言っていた
「すまない。俺は用事ができた」
敬人はレッスン室を出ていった
敬人に用事があるなら敬人のスマホに連絡いれればいいのに……
そう思っても、もう敬人はいない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベベンべエエェェ - 五奇人の魔王とかってどこで出てきましたか？ (2022年3月26日 0時) (
レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 桃李くんの李が違くないですか？ (2021年3月6日 18時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - 頭痛が痛いみたいな？ｗ (2019年8月1日 17時) (レス) id: 1acad08086 (このIDを非表示/違反報告)
菜月ルナ＊こたぬき(プロフ) - あの、ツキウタ？とコラボしてるならタグに追加しておいた方がいいと思います。全然知らないものがいきなり出てきてかなり戸惑いましたので… (2018年2月27日 21時) (レス) id: 15c4f7a264 (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - クララさん» そうですね……。作曲を作り続けたっておかしいですもんね。教えてくれてありがとうございます！ (2016年12月21日 17時) (レス) id: 84dcae41db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モエ | 作成日時：2016年11月12日 20時
